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今季初出場戦で全治1年の重傷 25歳DFが決意「必ずピッチに戻ります」

[ 2017年6月3日 19:49 ]

 右膝前十字靭帯断裂、右膝後十字靭帯断裂、右膝内側側副靱帯断裂で全治1年と診断され、5月12日に東京都内の病院で手術を受けたJ3栃木のDF坂田良太(25)が3日、クラブを通じてコメントを発表。「サッカー競技では例がない」と告げられたという重傷に「頭が真っ白になりました」としながらも「若くして亡くなった僕の兄貴のことを思うと、今回の怪我はかすり傷でしかありません」と懸命に前を向いた。

 大津高、鹿屋体育大を経て2014年に栃木入りした坂田は、5月7日に行われた明治安田生命J3リーグ第7節・北九州戦(栃木グ)に今季初出場初先発。後半27分に相手選手との接触プレーで右膝を痛めて担架で運ばれ、同30分に交代した。

 「今までに味わった事のない痛みを感じました」という坂田は今季初出場試合で直面した悲劇に「なぜ自分が?と悔しさばかりがこみあげ、辛い日々が続きました」と当時を振り返った。しかも「今回受傷した怪我は、今までのサッカー競技では例がないと聞き、難しい怪我だと」担当医に告げられたそうで、「それだけに、この先自分がどうなるのか?ちゃんと治るのか?本当にサッカーができるのか??正直、とても不安で怖いです」と正直な胸中を吐露。

 それでも「この先、辛く苦しい事もあるかも知れませんが、これも人生です。もしもこの先、僕と同じ怪我をして絶望している人が現れても、復帰し活躍した選手がいる、と勇気を持ってもらえるようにも頑張らなければいけないと思っています」と必死に前を向き「僕は絶対に諦めません。どんな困難があろうと絶対に乗り越えてみせます。必ず、またあのピッチに戻ります」と決意をつづっている。

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2017年6月3日のニュース