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浦和サポーター5人処分 無期限入場禁止も ダービー敗戦で大暴れ

[ 2017年6月2日 15:59 ]

 J1浦和は2日、4月30日にアウェーのNACK5スタジアム大宮で開催された明治安田生命J1リーグ第9節・大宮戦で浦和の一部サポーターが試合運営を妨げる違反行為を行った件について、当事者5人を特定し、Jリーグで定める統一基準に照らし合わせて、それぞれに処分を決定したと発表。「あらためて、当日ご観戦をされたみなさまをはじめ、運営主管である大宮アルディージャ様や多くの方々にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 処分対象となった5人のうち1人は「緩衝帯フェンスのメッシュのカバーをはがす行為」「ピッチへのフラッグの投げ込み」があり、過去に違反行為があったため、5月4日の第10節・鹿島戦から浦和が出場するすべての試合における無期限入場禁止、別の1人は「緩衝帯フェンスを蹴る行為」があり、過去に違反行為があったため、同様に鹿島戦から無期限入場禁止。別のもう1人は「緩衝帯のフェンスを蹴る行為」「緩衝帯のメッシュのカバーをはがす行為」があり、鹿島戦から9月23日の鳥栖戦まで計31試合の入場禁止。「緩衝帯フェンスを蹴る行為」があった2人には鹿島戦から9月3日のYBCルヴァン杯準々決勝第2戦(対戦相手未定)まで計26試合の入場禁止の処分が科された。

 クラブは「試合運営を妨げる違反行為は、決して許されるものではありません。本件を重要な問題として真摯に受け止めて、今まで以上にファン・サポーターのみなさまとコミュニケーションを図りながら、再発防止に取り組んでまいります。観戦ルールやマナーは、選手や観戦するみなさまの安全のために設けられております。ファン・サポーターのみなさまにおかれましては、遵守頂きますよう、ご理解とご協力をお願いいたします」としている。

 騒動があった“さいたまダービー”では開幕8戦勝ちなしで最下位の大宮に対し、7戦負けなし4連勝中で首位だった浦和が0―1で敗れ、昨年6月以来の無得点で終わっていた。

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2017年6月2日のニュース