浦和 ACL9年ぶり8強!3発大逆転も前代未聞の乱闘幕切れ

[ 2017年6月1日 05:30 ]

<浦和・済州>試合終了後、浦和・槙野(中央手前)を追いかけ回す済州イレブン
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 浦和が死闘を制し、9年ぶりとなる8強進出を決めた。31日のACL決勝トーナメント(T)1回戦第2戦で済州(韓国)に延長の末、2戦合計3―2で競り勝った。アウェーでの第1戦を0―2で落とした浦和は、延長後半9分にDF森脇良太(31)の決勝ゴールで接戦にピリオドを打った。試合終了後には両チームの選手、スタッフがピッチの至る所でもみ合い、乱闘騒ぎに発展した。 ACL決勝トーナメント

 ピッチにひざまずき号泣した。120分間の激闘で勝利を決したのは延長後半9分、ファーサイドに飛び込んだ森脇の一撃だった。試合終了後、しばらく立ち上がれなかった。「この勝利は、どんな喜びにも代えられない。サポーターの皆さんにも僕の幼稚な発言のせいでたくさんの迷惑をかけてしまって…」と森脇。最後は言葉にならなかった。

 9年ぶりの8強進出。その瞬間、森脇の脳裏をかすめたのはあの“一件”だ。5月4日の鹿島戦で相手選手に「口が臭い」と侮辱的な発言をし、リーグ戦2戦出場停止という重い処分を受けた。自分を責め、悔いた。森脇は「サポーターの方が練習場にも来てくれて“どんな事があってもサポートする”と言ってくれた」と話す。まさに恩返しの一撃となった。

 敵地での第1戦を0―2で落とし、8強には3点差の勝利か、2―0で延長に持ち込むのが絶対条件だった。森脇は「勝つことだけが使命だった」と言う。前半18分、FW興梠がACLの日本人最多得点記録を更新する通算17点目をヘディングで決めて先制。同33分にはFW李が2点目を奪い、2戦合計2―2に持ち込んだ。勝利への執念だった。

 昨年は決勝トーナメント1回戦でFCソウルにPK戦の末に敗れた。同じ韓国勢を倒しリベンジに成功。DF槙野は「これまで韓国勢とやる時は球際で負けて倒されている時間も日本の方が多かったが、向かっていく姿勢が出せたと思う」と胸を張った。10年ぶりのアジア制覇へ大きな一歩となった。

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