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札幌 執念の勝利でPO進出!磐田敗れ3位突破

[ 2017年6月1日 05:30 ]

ルヴァン杯1次リーグA組   札幌2―1柏 ( 2017年5月31日    札幌 )

柏戦で貴重な追加点を決めた札幌・マセード
Photo By スポニチ

 逆転のグループリーグ突破だ。札幌は31日、ルヴァン杯最終節で柏と今季初めて札幌厚別で対戦。前半38分にDF福森晃斗(24)、後半12分にMFマセード(30)がゴールを奪って2―1で逃げ切った。磐田が敗れたため、3位でプレーオフステージ進出が決定。プレーオフステージでは28日と7月26日にBグループ2位のC大阪と対戦(試合時間、場所未定)する。

 まるでFKのような一撃だった。前半38分だ。右サイドを細かいパスで崩すと、最後はペナルティーエリアやや左後ろでフリーのDF福森へ。左足でワントラップしボールの勢いを完全に殺し、得意のFKのように左足を一閃(せん)。インカーブで鮮やかな弧を描いたボールはゴール左上に吸い込まれた。

 後半12分にはMF小野が鮮やかなパスで魅せる。左サイドを突破したMF早坂から真横でパスを受けると、代名詞とも言える華麗なヒールパスで早坂にリターン。早坂のグラウンダーのクロスはファーサイドにこぼれ、最後はMFマセードが右足で押し込んだ。

 意地を見せた。グループステージ突破がかかる大事な最終戦。相手は四方田監督が「今季の躍進の要因は安定した守備」と分析したリーグ戦首位を走る好調の柏だ。「予選突破が懸かるし、何とか(連敗中の)流れを変えたい。きっかけとなれば」。試合前にそう話していた通り、今季初の“聖地”札幌厚別で公式戦の連敗を4でストップ。一瞬の隙を突かれて後半28分に失点したが、6月4日の神戸とのリーグ戦にも弾みをつけた。

 これで、大宮に敗れた磐田を逆転。グループステージを3勝1分け2敗の3位で突破した。「プレーオフにいけるように全力でやるだけ」と話していたMF荒野は攻守のつなぎ役として貢献。「さらにその上(ノックアウトステージ)も見ている」と続けた。夜の札幌厚別。次なるステージへ、そしてリーグ戦にも大きな意味を持つ白星となった。

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2017年6月1日のニュース