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久保VSベンタンクール天才対決!大会最年少弾で1次L突破だ

[ 2017年5月24日 05:30 ]

U-20W杯韓国大会1次リーグD組   日本―ウルグアイ ( 2017年5月24日    水原 )

スタジアムに描かれた世界遺産「水原華城」の絵の前で軽快な動きを見せる久保(中央)
Photo By スポニチ

 1次リーグD組の日本は、24日の第2戦で勝ち点3で並ぶウルグアイと対戦する。23日は水原で調整し、南アフリカ戦で途中出場から決勝点をアシストしたFW久保建英(15=FC東京U―18)は戦術練習で控え組に入った。今回もスーパーサブとして期待されるウルグアイ戦は、今夏のセリエAユベントス入りが決まっているMFロドリゴ・ベンタンクール(19)との対決に注目が集まる。日本は勝てば、決勝トーナメント進出が決まる。

 再び「ジョーカー」として暴れる準備は出来上がった。戦術練習で控え組に入った久保は、主力組に対して直接FKをねじ込むなど好調をアピール。先輩たちに交じって居残りでFKも蹴り、笑顔で調整を終えた。初戦の南アフリカ戦では、途中出場で決勝点をアシスト。南米王者・ウルグアイとの一戦を前にしても落ち着いた口ぶりは変わらなかった。

 「守備では一丸で守って、攻撃では出場機会があれば自分のプレーをどんどん出していきたいです。前の選手なんで、毎試合、ゴールは狙っています」

 久保は韓国紙「スポーツ・ソウル」で今大会の注目選手として開幕前に取り上げられた。3選手が紹介され、フランス1部パリSGに所属するフランス代表の19歳のFWオギュスタン、そしてもう一人がウルグアイ代表のベンタンクールだった。

 今季までアルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズに所属し、今夏からユベントスに加入することが決定済みだ。17年7月からの5年契約で移籍金は950万ユーロ(約11億8700万円)。インサイドハーフとして低い位置でもプレーするだけに、久保とマッチアップする可能性もある。

 そのベンタンクールがフル出場して勝利したイタリア戦は、ミーティングでチェック済みだ。久保は「非常にレベルが高い」としつつも、「レベルの高い方が緊張感がありますし、レベルの高い相手に、自分が、チームが結果を残せればレベルアップにつながると思います」と自信を漂わせながら語った。

 15歳354日で迎えるウルグアイ戦でゴールを決めれば、U―20W杯歴代最年少得点となる。勝てば、決勝トーナメント進出が決まる一戦。名門に所属する選手を敵に回しても、一歩も引くつもりはない。

 ▽日本の24日の1次リーグ突破条件 日本はウルグアイ戦(20時開始)に○で、勝ち点6とすれば決勝トーナメント(各組2位以内と3位の成績上位4カ国の計16カ国)進出が決まる。17時開始の南アフリカ―イタリア戦が△または南アフリカが○の場合はD組2位以内が確定。イタリアが○の場合は2位以内は確定しないが、これまでの結果から他組3位の3カ国以上が最終的に勝ち点5以下となることが確定したため、日本は3位になっても1次リーグ突破となる。△●の場合は最終戦(27日・イタリア戦)まで持ち越し。

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