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【中田浩二の視点】15歳・久保 ピッチに入った途端に空気を変えられる

[ 2017年5月22日 10:00 ]

U-20W杯韓国大会1次リーグD組   日本2―1南アフリカ ( 2017年5月21日    水原 )

<日本・南アフリカ>後半、軽快な動きを見せる久保(中)
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 久保の良さはファーストタッチに凝縮されていた。小川にノールックでパスを通してチャンスをつくったプレーは、技術に加えて周囲がよく見えていたからこそ。決勝点は堂安とのワンツーからアシストしたが小川が相手DFを引きつけたところを確認し堂安にパスを出した。

 久保の特長は常にゴールを意識しているところで、周りがよく見えているのでドリブルもパスもタイミングがいい。自分を生かすことも、生かされるプレーもできて、ピッチに入った途端に空気を変えられる。フィジカル的にはまだまだだが、相手から離れてボールをもらうなど考えてプレーしているのも素晴らしい。先発ではなく、この日のように相手が疲れてスペースができやすくなる時間帯から出場する方が効果的だと思う。

 チームの出来もよかった。小川の周りを岩崎が動き、サイドから攻める形に加え、久保が入ってゴール近くでチャンスをつくり、中から攻める形もできた。いい形でスタートできたが、第2戦のウルグアイも第3戦のイタリアも南アフリカより強い。そういう相手にどれだけ自分たちの形が出せるか注目したい。(元日本代表DF)

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2017年5月22日のニュース