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長友 混迷インテル救えず…今季初の4連敗でEL切符“絶望的”

[ 2017年5月14日 21:40 ]

セリエA第36節   インテル・ミラノ1―2サッスオーロ ( 2017年5月14日 )

インテル・ミラノは前半36分、サッスオーロのイエメッロ(左端)に先制ゴールを決められる(右から2人目は長友)(AP)
Photo By AP

 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(30)は左SBとして5試合連続の先発出場。大きなミスもなく体を張ったプレーで奮闘するも前半のみで途中交代。チームもホームで1―2と惨敗した。

 長友は混迷するチームを救うことは出来なかった。チームは前節ジェノア戦の敗戦でピオリ監督を解任。この日はユースチームを指導していたベッキ氏が指揮を執るも、ゴール裏の2階スタンドに陣取ったインテルサーポーターが前半20分過ぎに早々に席を立つなどクラブ側に対し“今季の試合は見たくない”とばかりに猛抗議。同スタンドは無人の状態となってしまった。

 すると前半36分にFWイエメッロに先制ゴールを許し、0―1で前半を終えると会場は大ブーイングに包まれた。

 インテルは後半へ向け2枚替えを選択。MFジョアン・マリオはFWエデルと、DF長友はケガから復帰したDFアンサルディと交代となった。

 しかし、皮肉にも長友が代わった左サイドから失点。後半5分、自陣でペリシッチがボールを奪われカウンターを浴びると自陣左サイド深くまでボールを運ばれ、最後は再びFWイエメッロにネットを揺らされ2失点。

 後半21分、2得点のイエメッロがベンチに下がる際にはアウェーのインテルサポーターから大きな拍手が送られる“屈辱の光景”に。

 それでも後半から入ったFWエデルが意地を見せ、後半25分に追撃弾。同33分にはFWガブリエウ・バルボサも投入し、猛攻を見せるもネットは揺らせず試合終了。最後まで逆転を信じ応援を続けてくれたサポーターの期待に応えることができなかった。

 セリエAは残り2試合。今季初の4連敗で欧州リーグ出場権の6位ACミランとの勝ち点差は4に広がり、逆転はさらに困難な状況となった。

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2017年5月14日のニュース