Ｇ大阪・食野「爪痕残す」プロ初のベンチ、Ｊ１初出場へ気合十分

明治安田生命Ｊ１リーグ・第１１節   Ｇ大阪―札幌 （ 2017年5月14日    札幌ド ）

１４日の札幌戦でプロ入り後初のベンチ入りを果たすＧ大阪ＦＷ食野
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　これもＵ―２０代表“効果”！？今季トップチームに昇格したＧ大阪ＦＷ食野（めしの）亮太郎（１８）が１４日の敵地・札幌戦（札幌Ｄ）でプロ入り後初のベンチ入り。「チャンスがあれば爪痕を残したい」と虎視眈々とＪ１初出場を狙う。

　ＭＦ堂安やＤＦ初瀬を始め４選手がＵ―２０代表メンバーに選出された。さらに日本代表ＭＦ今野やＦＷ呉屋は負傷で離脱中。セカンドチームにあたるＵ―２３とは今季は完全分離しており、長谷川監督は「（フィールドプレーヤーは）１６人しかいないんで」と苦しい台所事情に苦笑いを浮かべる。ベンチ入りメンバーは最大１８人でＧＫが２人。必然的に食野にチャンスが訪れた。

　食野はＦＷ登録だが、インサイドハーフやＤＦでも練習を積んできた。「出場できるなら、どのポジションでも良い。攻守の切り替えや相手マークをはがす部分は自信がある」と成長を実感。堂安は同期で「常に刺激を受けているし負けたくない」と闘志を燃やす。札幌は昇格クラブながら、ホームで今季公式戦６試合負けなし。“難敵”を総力戦で打ち崩す。

　◆食野　亮太郎（めしの・りょうたろう）１９９８年（平１０）６月１８日、大阪府泉佐野市出身の１８歳。Ｇ大阪ジュニアユース―Ｇ大阪ユースを経て１７年にトップ昇格。２種登録された１６年９月１８日、Ｊ３リーグ・鹿児島戦でプロ初得点。１メートル７１、６８キロ。利き足は右。