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レアル連覇王手!敗戦も2戦合計4―2 ジダン監督古巣と激突へ

[ 2017年5月12日 05:30 ]

欧州CL決勝T準決勝・第2戦   レアル・マドリード1―2アトレチコ・マドリード ( 2017年5月10日 )

<Rマドリード・Aマドリード>得点し、喜ぶイスコ(手前)。後方は主将のセルヒオラモス
Photo By ゲッティ=共同

 レアル・マドリードが連覇に王手をかけた。10日、敵地でアトレチコ・マドリードとのスペイン勢対決に1―2で敗れたが、2戦合計4―2で2季連続15度目の決勝進出。6月3日に英国カーディフで行われる決勝でユベントスを破れば、欧州CL史上初、前身の欧州チャンピオンズ杯を含めれば89〜90年のACミラン以来の2季連続優勝となる。初優勝を狙ったAマドリードは4季連続でダービーに敗れた。

 就任2年目のジダン監督がRマドリードを2季連続決勝に導いた。終盤に降りだした大雨でびしょ濡れになりながらイレブンと抱擁。「また決勝に進出できて本当に幸せ。選手をはじめ全員の力だ」とチームを称えた。

 “愛弟子”が危機を救った。序盤に2失点し、2戦合計3―2と追い上げられて迎えた前半42分。同じフランス出身でコーチ時代から親身に指導してきたFWベンゼマが、敵陣ゴールライン際で相手3人を抜き去った。指揮官が「どうやって突破したか分からない」と驚くほどの美技で、MFイスコの“ダメ押し点”につなげた。

 決勝の相手は現役時代の96〜01年に在籍したユベントス。「自分にとって特別な一戦。美しいファイナルになるだろう」と古巣を破って欧州CL初となる連覇を目指す。

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2017年5月12日のニュース