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優ロナ2発!鹿島1位突破 9試合ぶりゴール&代名詞パフォ披露

[ 2017年5月11日 05:30 ]

ACL1次リーグE組   鹿島2―1ムアントン ( 2017年5月10日    カシマ )

<鹿島・ムアントン>前半19分、鹿島・鈴木はゴールを決め「Cロナ」ポーズ
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 1次リーグ最終戦が10日に各地で行われ、E組の鹿島は2―1でムアントン(タイ)に勝った。公式戦6試合ぶりに先発したFW鈴木優磨(21)が2得点を挙げ、因縁の相手に借りを返す活躍。“Cロナ・ポーズ”も飛び出した。チームは既に11年以来となる決勝トーナメント進出は決まっており、1位での突破が確定。決勝トーナメント1回戦はG組2位の広州恒大(中国)と対戦する。敵地でFCソウルに0―1で敗れた浦和もF組1位通過を決めた。

 147日ぶりに「Cロナ・ポーズ」を披露した。前半19分、FW鈴木はMF遠藤のスルーパスに右サイドで抜け出すと、GKの股を抜いてゴール左に流し込んだ。「1カ月点を取ってなかったので(ゴールへの思いが)たまっていた。我慢の時期は必ずあると思うし、そういうのが自分の中で吹っ切れた」。心が晴れ、昨季のクラブW杯準決勝以降封印していたパフォーマンスが飛び出した。後半15分にも再びMF遠藤の右クロスから追加点をマーク。1位突破を決定づけた。

 4月12日のACLブリスベン戦で右足首を捻挫した影響もあり、ここ最近は公式戦8試合でゴールが無かった。ベンチから、エースであるFW金崎と自分の違いを探した。「運動量、守備の面、あの人は全てにおいて貢献している」。ゴールだけではない違いに気がついて思った。「改めて自分が目指す場所」だと。公式戦6試合ぶりに先発に返り咲くと、前線から積極的にプレスをかけた。2月28日のアウェー戦でPKを失敗した相手に得点で借りも返したが、満足感はない。「本当はハットトリックを取りたかった。チャンスがあったので、そこは悔しい」。次期エースの目指す到達点は高い。

 ≪09年以来2度目≫鹿島が○、浦和が●だったが、ともにグループ1位で決勝トーナメント(T)進出。前日の川崎Fを含めて日本勢の1位突破3チームは09年以来、2度目。決勝T進出が16チームとなった09年以降、1位突破した日本勢の決勝T1回戦成績は4勝4敗。2位突破は2勝11敗だけに1位勝ち抜けは重要だ。

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