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“暴言騒動”森脇は2試合出場停止 謝罪も「差別的言動なかった」

[ 2017年5月10日 05:30 ]

処分を受けて取材に応じる森脇(右)
Photo By スポニチ

 4日の浦和―鹿島戦で起きた“暴言騒動”を巡る問題で、Jリーグは9日、浦和のDF森脇良太(31)に2試合の出場停止の処分を科すことを発表した。14日の新潟戦、20日の清水戦に出場できない。

 森脇は処分決定後に取材に応じ「多くの方々に迷惑を掛けたこと、小笠原選手とレオ・シルバ選手に不快な思いをさせてしまったことを心から反省しています」と謝罪。一方で「今回の件で差別的な言動はなかったことを謝罪の気持ちと同じぐらい伝えたい。話している言葉に全くもってうそはない」と主張した。

 問題の場面は後半33分の小競り合いの中で発生した。試合後に鹿島のMF小笠原が、森脇が鹿島MFレオ・シルバに対し「臭い」と差別的な発言をしたと指摘。森脇は小笠原に対して「口が臭い」と言ったとしてレオ・シルバへの侮辱、差別を否定していた。

 Jリーグ規律委員会は7日に森脇、小笠原を個別に聴取した上で、森脇の発言が「侮辱」に相当するとして処分を決定。浦和の淵田敬三社長はこの日、鹿島の井畑滋社長に電話で謝罪したという。Jリーグの黒田フットボール本部長は「(森脇と小笠原の)主張に食い違いがある。臭いと言った事実は確認できたが、差別的かどうかは確認できなかった」と説明した。

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2017年5月10日のニュース