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鳥栖ホーム4連勝!鎌田 死角から強襲“忍者ゴール”決めた

[ 2017年5月8日 05:30 ]

明治安田生命J1第10節   鳥栖1―0横浜 ( 2017年5月7日    ベアスタ )

<鳥栖・横浜>前半13分、先制ゴールを決める鳥栖・鎌田
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 鳥栖は1―0で横浜FMを下し、リーグ戦では3月11日の広島戦からホーム4連勝とした。MF鎌田大地(20)が巧みに気配を消した“忍者ゴール”で今季最多2万1245人が詰めかけたスタンドを沸かせた。勝ち点3を上積みして10位に浮上した

 まるで忍者だ。巧みに気配を消し、相手の死角からの強襲で仕留めた。前半13分。相手ボランチがゴール前でパスを受け、後ろを向いた。MF鎌田が一瞬の隙を突き、ボールを奪う。GKと1対1になり、落ち着いて左足インサイドでゴール左隅に突き刺した。

 「相手が見えないところから行った。(相手DFが周囲を警戒せず)首を振っていなかった。たまたまですよ」

 虎の子の1点を生み出したのは冷静な状況判断のたまもの。守備への意識も高い鳥栖では常に狙っているプレー。リーグ戦で実際に狙えるチャンスはそう巡ってこない。日々の鍛錬と意識付けがなければ、できない芸当だ。

 この日は「レディースデー〜勝利の女神が翼をさずける」と銘打たれ、歌手の倖田來未(34)が試合前に鳥栖オフィシャルソングを熱唱。来場者には倖田がカラーデザインを監修したピンク色のユニホームが配られた。横浜側の4ブロック以外は全てピンクに染まっていた。サポーターに力強く背中を押され、3月11日の広島戦からホームで4連勝。勇気をもらい、力に変えた。鎌田は「人も多かったですし、後押しされている感じだった」と感謝する。

 いつまでも“内弁慶”では申し訳ない。アウェーでのリーグ戦は2分け3敗と苦戦。フィッカデンティ監督は「結果が出てはいないが、失点シーン以外は悪くない試合が多い。アウェーの試合で縮こまっている訳でもない」と選手をかばった。この日の勝ち点3で10位に浮上。カップ戦を含めて次戦から3試合続くアウェー戦で監督の言葉を裏付けられるのか。上位進出への試金石となる。

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