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香川、途中出場で不発も勝利に貢献 契約延長は「終わってから」

[ 2017年5月7日 04:00 ]

ブンデスリーガ・第32節   ドルトムント2―1ホッフェンハイム ( 2017年5月6日 )

<ドルトムント・ホッフェンハイム>後半、攻め込む香川
Photo By 共同

 ドルトムントの日本代表MF香川は6日、ホームでのホッフェンハイム戦に1―0の後半35分から途中出場した。出場時間が短く不発に終わったものの、2―1勝利に貢献した。

 【香川に聞く】

 ――今日の勝利は大きい?

 「とりあえず勝ったから良かったんじゃないですか。それが何より。内容はさておき」

 ――70分過ぎからはスペースがありながら活かせない展開が続いていた。どういうことを考えてピッチに入った?

 「ラストの2、30分くらいくれたら(ゴールなども)いけそうな感じだったけど、10分だったから…。(相手の)1ボランチのルディのところにマンマーク気味でしっかりついてという指示だったので。あとは逃げ切る意味もありましたし、カウンターで(チャンスが)1発、2発、あればいいなとは思っていました」

 ――試合終了間際にカストロが折り返していればという場面があった

 「ゴンツ(カストロ)も試合後に“ごめんね”と言ってましたけど、彼も疲労していたのでそこはもうしょうがないですけど」

 ――これでCL本戦出場権はかなり近づいた。後はポカール決勝に照準をあわせながらやっていく感じ?

 「そうですね。コンディションを落とさずに。逆に(リーグの)順位もある程度は決まりつつあるので、モチベーションというよりは今はとりあえずこのチームの戦い、サッカーをすることを残りの2試合で、楽しいモチベーションに変えて…それをモチベーションにしていければいいと思っている」

 ――今日はリーグ戦で最後の大一番という感じだった?

「そうですね。実質…まだ決まったわけではないですけど、この勝ちは大きいですし、この流れっていうのがさらにチームに流れてくれたら良いと思ってるので、そういう意味では来週良い雰囲気の中でトレーニングをして、こういう戦いが自信となって次の試合に発揮できたらいいかなと思ってるんで。そういう意味では大きかったんじゃないですか」

 ――今日は3バックだった。先発できなかったが、この戦術なのでしょうがないと思っている?自分の中ではどういう風に消化している?

「しょうがないと言わざるを得ないというか、あの3人はやっぱり…このチームの一番の強みなんでね。そういう意味では受け入れていると言ったら変ですけど、試合中、受け入れている自分がダメなのかなとも思いながら。ただ良くも悪くもそこは今のチームのストロングポイントになっているんで、自分が出た時にどうするかっていうのは日々追い求めてやっていきたいと思います」

 ――今日のカストロ(ダブルボランチの攻撃的なポジション)みたいな位置で出るイメージは?

 「いやダブルボランチっていう中では、僕の(という)選択肢はなかなか限られてきてるんじゃないかなと。3ボランチだと使いやすいと思うんですけど、ダブルボランチとか3−4−3だったら、今の監督の選択肢には(僕は)ないと思う。なかなか使いづらいっていうのはあるんじゃないですか?自分で言うのもなんですけど」

 ――このフォーメーションだと難しい?

 「そりゃこの2年(トゥヘル監督の下で)やってきてるんでね、それは感じますね」

 ――ローテーションが多いチームだから、たまにベンチになったりすることも受け入れざるを得ない?

「そうですね。考え方ですけど、こういう試合だったり、こういう戦いの中で出なきゃいけない。その悔しさはもちろんあります。ただ、現状それを受け入れないといけないところもある。ただ、この状況を覆すという強い意思であったり信念も必要になってくると思っている」

 ――クラブから契約を延長したいという話も出ているようだが、それについてはシーズンが終わってからという風に考えている?

 「終わってから、という考えが強いです僕は」

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2017年5月6日のニュース