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G大阪奪首失敗…痛恨ドロー ハリル監督の前でMF倉田同点弾も

[ 2017年5月6日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ・第10節   G大阪1―1清水 ( 2017年5月5日    吹田S )

<G大阪・清水>後半12分、同点ゴールを決める倉田(右)
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 2試合が行われ、G大阪はホームで清水と1―1で引き分けに終わり、首位獲りはならなかった。バヒド・ハリルホジッチ監督(64)が視察に訪れる中、後半12分、日本代表MF倉田秋(28)が同点弾を叩き込んだが、逆転までは届かず、リーグ戦連勝は「2」で止まり暫定3位。川崎Fは新潟を3―0で一蹴し、暫定6位に浮上した。

 負けはしなかったが、全員の表情は硬かった。同点ゴールを決めたMF倉田は「勝ち点2を失った?そうですね。取りこぼしは後々、タイトルへ向けて響いてくる」。後半11分から2試合ぶりの出場となったMF遠藤も「勝ち点3を取らないといけないゲームだった」。対清水戦は公式戦6連勝中と相性も良かっただけに、喪失感の方が大きかった。

 横浜戦から中4日。さらに気温25・5度と暑さの影響もあったか。視察に訪れたハリルホジッチ監督は「理想的な天候。良い雰囲気と良いグラウンド。プロとしては良い環境だった」と話したが、チーム全体の走行距離は今季ワーストの111・976キロ。大宮戦や横浜戦に比べ、迫力を欠いていたのは明白だった。清水の堅い守備包囲網に手を焼き、流動的にボールが動かせなかった。事実、前半は危険なエリアでのボールロストが目立ち、ボランチで先発した倉田は「ほとんどオレのところでミスっていたのが原因」と責任を背負い込んだ。ハリルホジッチ監督も「(倉田は)いくつかの点を修正できれば興味深いのだが…。スピードアップと球離れの速さ、動きながらプレーすることに期待している」と注文を付けた。

 次戦はアウェーでACL済州(韓国)戦。1次リーグ突破には最低4得点以上、3点差以上での勝利が最低条件となる。厳しい戦いへ弾みをつけたかったことも踏まえると、この日のドローは痛すぎる。

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