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杉本弾またも空砲…セレッソ“ドロー地獄”今季8戦で4度目

[ 2017年4月23日 05:30 ]

明治安田生命J1第8節   C大阪1―1甲府 ( 2017年4月22日    中銀ス )

<甲府―C大阪>後半、先制ゴールを決めるC大阪・杉本
Photo By 共同

 C大阪はアウェーで甲府と対戦し、1―1で引き分けた。後半3分にFW杉本健勇(24)の2試合連続ゴールで先制しながら、途中出場した日本代表MF清武弘嗣(27)のファウルを起点に同17分に同点弾を献上。その後に4度の決定機を迎えながら、追加点を奪えなかった。これで6試合連続負けなしとしながらも、痛い2戦連続ドローで8位に後退した。

 甲府から約5時間の帰り道を、より長く感じたに違いない。試合後、勝てた試合を引き分けに持ち込まれたC大阪の選手たちは、厳しい表情を浮かべていた。痛いミスを犯した清武も、そのひとりだった。

 「自分の不必要なファウルで失点を食らってしまった。そこは申し訳ないですね」

 後半3分にFW柿谷のスルーパスから抜け出した杉本が、2戦連続となるゴールを決めて先制。一気に甲府を引き離すため、左膝を痛めたMF関口に代わって同14分に復帰2戦目の清武が投入された。だが、その3分後の同17分、右サイドの深い位置でFWドゥドゥを倒してFKを与えると、このセットプレーから同点弾を奪われた。

 その後は甲府を圧倒し4度の決定機を迎えながら、いずれもモノにできないまま試合終了となり8位に後退。「結果は残念」と清武が言えば、またも空砲となった杉本は「もっと点を取れた。非常に悔しい負け…というか引き分け」と、勝ち点1を獲得したことすら忘れかけていた。

 チャンスすらつくれなかった開幕直後に比べれば、内容は格段に進歩している。ただ、終了間際に追いつかれた前節の大阪ダービーを含め、この2試合は足踏みした感は否めない。第8節を終え、半分の4試合がドロー。流れの中から決定機を生み出せるようになった今、次は勝ちきる強さを身につけることが求められる。

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2017年4月23日のニュース