俊輔 芸術ミドル弾で鹿島粉砕!FK以外では3年ぶりゴール

[ 2017年4月23日 05:30 ]

明治安田生命J1第8節   磐田3―0鹿島 ( 2017年4月22日    カシマ )

<鹿島・磐田>前半、磐田・中村俊はゴールを決め大喜び(左は高橋)
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 明治安田生命J1第8節は22日に残りの7試合が行われ、磐田はアウェーで鹿島と対戦し3―0で快勝した。MF中村俊輔(38)が前半15分に先制点をお膳立てすれば、同21分にJ1通算70得点目となる左足ミドルを叩き込んだ。FK以外での得点は3年ぶり。エースの活躍でチームもカシマスタジアムで7年ぶりの勝利を飾った。

 カシマスタジアムが“俊輔劇場”と化した。前半15分、右サイドに展開して川又の得点を演出し、迎えた同21分。中村俊が入れた前方へのクロスのこぼれ球が再び目の前に転がってくると、ダイレクトで左足を振り抜きゴール右上に突き刺した。「打った瞬間入ったと思った」。右手を突き上げ、ベンチ前まで走ると名波監督と抱き合い喜びを爆発させた。1分前にGKカミンスキーが左腕の裂傷で退場するアクシデント。その中で3月11日の大宮戦以来となる今季2得点目でチームをさらに勢いづけた。

 「今年は流れの中で取りたい」。今季横浜から電撃移籍し、目標の一つに掲げていたのが、FK以外でのゴール。流れの中での得点は、14年7月27日の名古屋戦以来、実に3年ぶり。それを、チームが10年11月以来勝っていなかった鬼門で、約25メートルの芸術ミドルを決めてみせた。さらにJ1通算70ゴールの“おまけ”まで付いた。

 先制点でも卓越した技術と一瞬の状況判断が光った。前半15分、ピッチ状態を考慮し「膝下のパスを出して」と話していたボランチ・川辺から注文通りの縦パスを受け、素早い反転で前方にドリブル。寄せてきた4選手をあざ笑うかのようなパスをフリーだった右サイドバックの桜内に出し、その桜内のクロスを最後は川又が頭で決めた。「引きつけた分、川又がDFと1対1となった」。まさに狙い通りの先制弾だった。

 鹿島―磐田戦は名波監督が現役時代に激しい優勝争いを繰り広げたかつての黄金カード。磐田はJ2降格を味わうなど低迷期を経験し、復活を期して獲得したのが中村俊だった。完璧な戦術で7年ぶりに敵地で宿敵を破った名波監督は「このカシマスタジアムでアントラーズの心を折ったかな」とエースにけん引されたチームに最大級の賛辞を贈った。

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