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岡崎、先発も前半で交代 初のCL悔しい敗退「成長できる また出たい」

[ 2017年4月20日 05:30 ]

欧州CL準々決勝第2戦   レスター1―1Aマドリード ( 2017年4月18日 )

Aマドリード戦に先発出場したレスターのFW岡崎(左)(AP)
Photo By AP

 レスターの日本代表FW岡崎慎司(31)はホームで行われた欧州CL準々決勝アトレチコ・マドリード戦に先発したが前半のみで交代。初出場のチームは2戦合計1―2で敗退した。

 ベンチから後半の猛攻をじっと見つめたレスターの岡崎は、敗退が決まるとチームメートと握手し、足早にピッチを去った。前半限りでの交代に「今の立ち位置を改めて思い知らされた」と悔しさをにじませた。

 前半は2トップの一角を担う岡崎からプレスをかけ、逆襲狙い。最大の好機は21分、低い左クロスを岡崎が近いサイドに入って合わせたが枠を外れた。「自分を狙ってくれれば決定機まで行ける」と手応えも感じた。

 しかし試合巧者の相手に勢いを受け流され、先制を許すと後半は3―4―3に布陣を変更。岡崎も退いた。長身FWウジョアを入れる戦術的な交代だったとはいえ「分かっていても受け入れられない。あの布陣なら得点チャンスがあるのに」と無念さをにじませた。

 31歳の岡崎にとって初の欧州CLは「毎年出ている選手は幸せ。成長できるし、また出たい」と胸を高鳴らせる刺激的な場だった。だからこそ新たな種火が胸にともった。「これを糧にできるかどうかは今後のプレー次第。味方を生かせるという評価はおなかいっぱい。現状を変えたい」。不動の点取り屋へ、巻き返しを誓った。

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2017年4月20日のニュース