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鹿島、4発祝砲で2位浮上!小笠原&曽ヶ端が500戦出場 20年目の金字塔

[ 2017年4月17日 05:30 ]

明治安田生命J1第7節   鹿島4―1仙台 ( 2017年4月16日    ユアスタ )

<仙台・鹿島>後半、ドリブルする鹿島・小笠原(右は曽ヶ端)
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 鹿島が仙台に4―1で圧勝した。ともに先発したMF小笠原満男(38)とGK曽ケ端準(37)は通算500試合出場を達成。チームは勝ち点を15に伸ばし、2位に浮上した。

 鹿島未到の領域に、レジェンド2人がそろって突入した。38歳の小笠原と37歳の曽ケ端。20年目の同期が金字塔を打ち立てた。「みんながハードワークしてしっかり走って勝って良かった」。公式戦の連敗を2で止め、曽ケ端は安どの表情。後半40分に退くまで中盤の底で攻守のバランスを取った小笠原主将は「ソガに聞いて」と目元を緩めた。

 小笠原のデビューは入団した98年4月のG大阪戦。「衝撃を受けた。落ち着いていて、技術があり、視野が広かった」と鈴木満常務取締役を驚かせた。中2の時、Jリーグが始まった。テレビで見て「凄いな」と思ったという。約10年後、今度は小笠原のプレーをテレビの前で「本当にいい選手」と憧れながら見ていた9歳下の青年がいた。この日ボランチを組んだ永木だった。

 GK曽ケ端は99年5月8日の福岡戦で初出場した。入団した頃、ぼんやりと想像していた引退の年齢は30歳。「まさか自分がここまでくるとは考えられなかった」。毎年、正月に奉納する絵馬には2つの願いを書く。「優勝」「全試合フル出場」。今年も書いた。だが、GK権純泰(クォンスンテ)の加入で出番は減少。それでも「どんなケガでも試合には立つ。(ケガは)俺らにも言わない」(GK川俣)、精神力は健在だ。

 曽ケ端のゴールキックから生まれたDF西の先制点を皮切りに、チームは今季公式戦最高の4得点。クラブW杯で快進撃を見せた昨季の主力を軸に快勝した。試合後は石井監督の音頭で仲間から2人に「おめでとう」と祝福の声が降り注いだ。

 「目の前の試合を勝利に導けるようにやってきた。これからもそのスタンスは変わらない」と曽ケ端。小笠原は「カズさんに比べたらまだまだ子供」と言う。2人がいて、2人の背中を追う選手がいる限り、鹿島は常勝軍団であり続ける。

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2017年4月17日のニュース