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柿谷、負のデータ一蹴だ「セレッソ強いと思わせたい」16日大阪ダービー

[ 2017年4月16日 08:03 ]

大阪ダービーを控え、入念に練習する柿谷
Photo By スポニチ

 3年ぶりの大阪ダービーが、16日の午後2時にヤンマースタジアム長居でキックオフを迎える。C大阪は15日、大阪市此花区で最終調整。観衆が4万人を超えることが予想される中、FW柿谷曜一朗(27)は左MFで先発出場することが濃厚となった。過去、3万5000人以上が詰めかけたヤンマースタジアム長居で一度も勝っていない負のデータを、この大舞台で覆す。

 再び戦うときが来た。昨季、昇格プレーオフの末にたどり着いたJ1の舞台。3年ぶりに復活した大阪ダービーを目前に控え、柿谷は最終調整のピッチで笑顔を見せながら汗を流した。4歳からC大阪の育成組織に所属。この一戦の重みを十分に理解しているだけに、気持ちが高ぶらないはずはない。

 「めっちゃ楽しみ。選手はすごく興奮していると思うし、特にセレッソはね。ガンバはそう思っていないかもしれないけど、ひっくり返せるようにしたい」

 C大阪から見た、ダービーの公式戦通算成績は12勝6分け22敗。大きく負け越していることに加え、ほかにも負のデータは存在する。過去、ヤンマースタジアム長居で3万5000人以上が詰めかけたリーグ戦は9試合あり、0勝5分け4敗と未勝利。ことごとくビッグマッチで涙をのみ、集客に奔走したスタッフも泣かせてきた。

 3年ぶりのライバル対決とあって、今回は試合4日前にチケットが完売。観客数は4万人を超えることが予想される。ということは、またしても勝てないのか…。ただ、チームは現在3連勝中。尹晶煥監督の戦術も浸透してきており、柿谷は言葉に力をこめた。

 「(ダービーを観戦した)小さい頃に“ガンバすげえ”と思っている自分もおった。(今回は)“セレッソ強いな”と思ってもらえたら。良い準備ができたし、良い状態で臨めると思う」

 負傷離脱していたDF山下や日本代表MF清武も戦列復帰し、チームのムードはさらに高まりつつある。J1で4連勝を飾れば、クラブ史上最高位(3位)となった10年以来。10度目の正直で、今度こそ満員のスタジアムに歓喜を届ける。

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2017年4月16日のニュース