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ミラノダービーは引き分け 長友フル出場、本田の出番なし

[ 2017年4月15日 21:42 ]

ゴールを決めるインテルのイカルディ
Photo By AP

 伝統のミラノダービーで、インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(30)が奮闘した。15日、第32節のホーム・ACミラン戦にフル出場。1月28日のペスカーラ戦以来、リーグ戦10試合ぶりの先発で左サイドバックに起用されると、相手3トップ右の元U―21スペイン代表FWスソ(23)を徹底マーク。昨年11月の前回ダービーで2ゴールを挙げるなど、今季リーグ戦7得点8アシストと好調の相手エースを終盤まではほぼ完璧に封じた。

 2―0の後半38分、長友が付いていたスソの右クロスから1点を返され、さらに後半47分、ラストプレーとなった相手CKから失点。劇的な形で追いつかれ、2―2の引き分けとなった。インテル・ミラノは勝ち点56の7位、ACミランは同58の6位で変わらず。セリエAで166回目となったダービーは、インテル・ミラノの61勝54分け51敗となった。

 ACミランのMF本田圭佑(30)はベンチで出番なし。今季で契約が満了するため、最後となる可能性が高い長友との日本代表対決は実現しなかった。昨年12月12日のローマ戦以来、リーグ戦16試合連続で出場機会がない状態が続いている。

 ACミランは中国投資家グループに約858億円で買収され、14日の臨時取締役会で中国人のリー・ヨンホン氏(47)が新会長に就任。インテル・ミラノは昨年6月に中国の家電小売大手・蘇寧グループが筆頭株主となっており、中国資本クラブ同士の対戦となった。

 試合開始時間は中国のゴールデンタイムに合わせられ、ダービーでは初めてとなる現時時間12時半(日本時間19時半)のランチタイムにキックオフ。地元ファンからはネットを中心に批判の声が上がっていた。

 ▼長友の話 自分なりにやれることは全てやった。久しぶりに出ましたけど練習してきたことは裏切らないんだなと思いました。

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2017年4月15日のニュース