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G大阪 首位江蘇に3失点完敗で最下位 1次L残り2戦勝つしかない

[ 2017年4月12日 05:30 ]

ACL1次リーグH組   G大阪0―3江蘇蘇寧 ( 2017年4月11日    南京 )

<G大阪・江蘇蘇寧>前半、先制され厳しい表情を見せるG大阪のGK東口、遠藤(7)ら
Photo By 共同

 1次リーグH組のG大阪はアウェーで江蘇蘇寧(中国)に0―3で完敗した。FWアレックス・テイシェイラ(27)と元ブラジル代表MFラミレス(30)の“違約金107億円コンビ”に屈し、最下位に転落。江蘇蘇寧の決勝トーナメント進出が決まる一方、2位以下が勝ち点差1にひしめく混戦となった。

 勝敗を問わず、いつもは冷静な遠藤が渋い表情を浮かべた。「悔しい。自分たちのミスから失点してリズムを崩してしまった…」。前半3分だ。DFラインからのビルドアップで、遠藤がアレックス・テイシェイラにボールを奪われた。そのまま独走ゴールを許し、その4分後にはラミレスに追加点を与えてしまう。大量3失点のキッカケをつくってしまった。

 悪い流れを引きずったまま試合開始を迎えた。7日の広島戦で今季リーグ初黒星。江蘇蘇寧戦には日本代表MF倉田が腰痛を患い、帯同できなかった。8日に離日したが飛行機トラブルで到着が大幅に遅延。南京のホテル入りしたのは9日早朝という“アクシデント”にも見舞われた。そして前日練習に参加していたエースストライカーのアデミウソンが体調不良でベンチ外。遠藤は「こういう状況もある。それでも良い結果を出さないといけない」と話したが、逆境をはね返す力はなかった。

 ただ運も残っている。ACL3連敗で最下位に転落したものの、この試合前まで2位だった済州(韓国)が同最下位のアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)に敗退した。次戦のアデレード戦に敗れると1次リーグ敗退が決まるが、一方で2位に浮上したアデレード・ユナイテッドとは勝ち点差1の混戦。残り2試合で連勝すれば、2大会ぶりの決勝トーナメント進出は可能だ。

 16日にはリーグ戦でC大阪との3年ぶり“大阪ダービー”が控える。倉田やアデミウソンの状態は不透明でも、下を向いている時間はない。

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