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岡崎&大迫「2トップ」ハリル監督、敵地勝利へ超攻撃的布陣起用

[ 2017年3月22日 05:30 ]

W杯アジア最終予選   日本―UAE ( 2017年3月23日    アルアイン )

大迫と2トップで起用される可能性が出てきた岡崎(右手前)
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 W杯アジア最終予選UAE戦(23日、アルアイン)、タイ戦(28日、埼玉)に向けて合宿中の日本代表は20日、アルアインで練習を行った。バヒド・ハリルホジッチ監督(64)は戦術練習でFW岡崎慎司(30=レスター)、FW大迫勇也(26=ケルン)を2トップに配置する超攻撃的布陣をテスト。敵地でも勝利を狙う姿勢を鮮明にした。

 今回の合宿で最初の戦術練習で、ハリルホジッチ監督が大胆布陣をテストした。MF、FW陣によるボール回しからのシュート練習。基本布陣の4―2―3―1ではなく、岡崎、大迫を2トップ気味に並べた。2列目はトップ下を置かずに右に本田(久保)、左には原口(宇佐美)を配置。20日に合流したばかりの今野、倉田、右足親指打撲で痛みを抱える高萩が別メニュー調整だったとはいえ、長谷部の右膝負傷による離脱で注目されるダブルボランチの山口の相方には、香川が入った。

 指揮官は「やらなければいけないのはアウェーで勝利を持ち帰ること」と敵地でも引き分け狙いは頭にない。練習前の円陣では約17分間も熱弁をふるった。長谷部の離脱を受け「いるメンバーでやるしかない」とハッパをかけた。試合開始から2トップとなれば、岡崎と金崎が組み、5―0で勝利した昨年3月24日のW杯アジア2次予選ホーム・アフガニスタン戦以来となる。大迫はケルンで主力として今季6得点の活躍。18日のヘルタ戦ではフル出場して1得点1アシストをマークした。岡崎はレスターで監督交代後4試合連続先発で4連勝に貢献しており、好調2人の併用を模索している。

 情報収集にもぬかりはない。ハリルホジッチ監督はクロアチア出身で2月からアルアインの指揮を執るゾラン・マミッチ監督と親交があり、練習前にピッチで会談。アルアインにはMFオマルらUAEの主力が所属しており、現在の調子などを聞き出したもようだ。UAEには昨年9月1日の対戦でホームで1―2で逆転負け。指揮官は「思い出すと熱が39度ぐらいまで上がる」とぼやきながら何度も映像を見返している。リベンジに向けた超攻撃的布陣。今後もスタッフ会議などで議論を重ね、試合前日の非公開練習後に最終決断を下す。

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