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G大阪 ACL済州戦大敗がバネに 指揮官感動「あんな遠藤を見たのは久々」

[ 2017年3月5日 19:19 ]

明治安田生命J1第2節   G大阪3―1柏 ( 2017年3月5日    柏 )

 2011年以来勝てていなかった”鬼門”日立柏スタジアムでの勝利に、G大阪の長谷川健太監督(51)は「相性の悪い相手に勝利して素直に嬉しく思う。選手が素晴らしいプレーをしてくれた」と称賛した。

 先制ゴールを含む2得点を挙げたFW長沢が「確かに、このスタジアムで勝っていなかったけど、そういうのは関係なかった」と話したように、伏線があった。ホームで戦った1日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ済州(韓国)戦で1―4の大敗。攻守で圧倒され、サポーターからは大ブーイングを受けた。元日本代表MF今野は「球際でもハードワークでも、攻撃でも守備でも負けていた。悔しさ、情けなさがあった」と屈辱をバネにしたことを明かした。済州戦から柏戦までは中3日しかなかったが、選手間で話し合い。ポジティブな話し合いができたという。

 長谷川監督が「球際で力を発揮していた。あんな遠藤を見たのは久々。主将として引っ張ってくれた」と笑ったように、済州戦で2失点に絡んだ元日本代表MF遠藤も積極的なプレスをかけ続け、攻守で柏を圧倒した。「きょうの試合は危機感しかなかった。2試合連続で情けない試合をしたらという不安感。そこに全員が打ち勝った」と今野。技術や戦術ではなく、イレブンの反骨心が呼び込んだ鬼門突破だった。

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2017年3月5日のニュース