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G大阪、遠藤のOGから大敗…3バック決壊クラブワースト4失点

[ 2017年3月2日 05:30 ]

ACL1次リーグH組   G大阪1―4済州 ( 2017年3月1日    吹田S )

<G大阪・済州>前半43分、FKを遠藤(右)がヘディングでクリアを試みるも、軌道が変わりオウンゴールに
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 H組のG大阪はホームで済州(韓国)と戦い、1―4で惨敗し1勝1敗の勝ち点3となった。前半44分に元日本代表MF遠藤保仁(37)がオウンゴールするなど9度目出場でクラブワーストの4失点を喫した。G組の川崎FはアウェーでイースタンSC(香港)と1―1で引き分けた。

 高さと強さを誇る外国勢相手に用意したACL用の「秘策」は、いとも簡単に崩壊した。今季初めて3バックシステムで臨んだが、ホームでまさかの4失点。クラブワースト記録に、サポーターからはブーイングの嵐が吹き荒れた。

 長谷川監督は「相手の攻撃を抑えながら、自分たちの形を出していきたかった」とゲームプランを明かしたが、ミスが連鎖した。前半44分に相手FKから遠藤がオウンゴール。同ロスタイムには三浦の中途半端なクリアを蹴り込まれて2点ビハインドとなった。極めつきは後半27分の4失点目。中盤で遠藤がボールロストし、前めに位置していたGK東口が帰陣できず。そのまま40メートルのロングシュートを叩き込まれ、東口も「論外です…」とうなだれた。

 2月15日の仁川FC(韓国)との練習試合で手応えをつかんだ新システムだったが、公式戦は甘くなかった。スムーズなビルドアップができず、前線に人数も掛けられない。防戦一方となり、遠藤も「相手をうまくいなせなかった」と完成度の低さを口にした。中3日で次戦はリーグ・柏戦。東口は「高い授業料と思いたい」と必死で前を向いたが、今後に影を落としかねない敗戦だ。

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