カズの原動力に「世界の王」の金言「現役素晴らしいです」

[ 2017年2月27日 06:40 ]

明治安田生命J2第1節   横浜FC1―0松本 ( 2017年2月26日    ニッパツ )

王氏からもらった色紙とバットを手に笑顔の三浦
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 プロ野球・ソフトバンクの王貞治会長(76)が26日、50歳の誕生日にJ2開幕戦にスタメン出場した横浜FCのFW三 浦知良に熱いメッセージを寄せた。カズにとって王会長は少年時代からの憧れの存在。サイン入りの色紙、バットは宝物として保管している。

 「世界の王」の金言こそが原動力だ。50歳の今も走り続けるカズの自宅には大事な“お宝”がある。3年前、ソフトバンクの王会長からプレゼントされた直筆メッセージ入りの色紙とサイン入りのバットだ。「大切に保管している。王さんだからね。サッカー界のペレ(元ブラジル代表の王様)と王さんは本当のキングだから」と少年のような表情で語る。

 色紙には達筆な字で「現役素晴 らしいです」と書かれている。カズは「人間国宝級の方。王さんから頂いた言葉は本当に重い。がぜん、やる気が出た」と言う。以前から大の巨人ファン。王会長が現役時代に放ったベーブ・ルース超えとなる715号も、世界記録となった756号も覚えている。まさに背筋が伸びる思いで色紙とバットを受け取った。

 カズは毎日、一定の水準で練習ができる限り引退は考えない。もちろん選手として余力のある時期に引退する考え方もあるが、カズは違う。そして王会長も「やれるところまでやるべきでしょう」と話していたことを伝え聞いた。昨年、共にパートナー契約を結ぶ西川産業のパーティーで再会した際も「現役はいいねえ」と声を掛けてもらい、励まされたという。

 人間的にも尊敬してやまない。以前、羽田空港で偶然、会う機会に恵まれた。その際、王会長の方から近づいて来てあいさつされたという。さすがのカズも恐縮しきりだった。「野球界でも王さんのことを悪く言う人はいないと聞いている」。現役を続けることを応援してくれた王会長の金言を胸に秘め、明日もピッチを走り続ける。

 ▼王貞治氏祝福コメント サッカーという運動量が多く激しい競技で50歳までやれるというのはとんでもないこと。しかもチームやファンに求められているわけだから凄いことだよ。とことんやり抜くという姿勢は美学があるよね。若いときにブラジルに渡って、彼のサッカーに対するいちずな思いというのはみんなに伝わっているし、いい影響を与えていると思う。そして、それだけの努力もしている。たいしたものだ。日本にも釜本とか素晴らしい選手はいたけど今とはトレーニング方法も違う。「50年前はこうだった」と言っても今の選手には通じないけど彼はずっと続けてるわけだから。言葉の重みが若い人にはコーチなんかよりずっと伝わるんじゃないかな。

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