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東京五輪世代のJ2京都FW岩崎、子供たちへ「夢を与えたい」

[ 2017年2月22日 05:30 ]

雪の中、ハツラツとボールに食らいつく岩崎
Photo By スポニチ

 日本サッカー界の未来を担う東京五輪世代FW岩崎悠人(18=J2京都)は「夢を与えたい」と誓った。小学6年の時に10年W杯南ア大会をTV観戦。「決勝トーナメント1回戦のパラグアイ戦は特に覚えている。この大会を見て、自分もこういう風になりたいと夢を持った」とプロになることを決意した。

 第一歩に選んだのが、地元・滋賀の隣県にある京都橘への入学だ。他のJクラブ下部組織からも話があったが「高校サッカーをやりたかった」と決断。入学と同時にボランチからFWにコンバートされ、年代別代表にも選出された。「京都橘に来て自分の人生が変わった。京都に恩返しをしたかった」。J1の強豪クラブからのオファーを蹴り、J2京都を選んだ。

 目指す選手は日本代表FW岡崎。運動量とゴール前の嗅覚など自身のプレースタイルと通じる点が多い。また今季の京都にはDF闘莉王とFW大黒という2人のW杯戦士が在籍。薫陶を受けている。「東京五輪は絶対に出たいけど、先を見すぎても仕方ない。今年は京都で試合に出場して、5月に開催されるU―20W杯に出場したい」。夢をもらう立場から与える立場へ。大きな大志を抱き、プロのピッチに立つ。

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2017年2月22日のニュース