×

C大阪DFヨニッチ 3部練にも涼しい顔 無尽蔵スタミナで最終ラインに安定感

[ 2017年2月16日 11:15 ]

マテイ・ヨニッチ
Photo By スポニチ

 愛する妻と2人で異国にやってきた。今季、C大阪のセンターバックとして定位置を築きそうなのが新加入のDFマテイ・ヨニッチ(26)だ。かつてアンダー世代のクロアチア代表に選ばれ、15〜16年にプレーした韓国1部の仁川FCでは、2年連続でKリーグベストイレブンに選出された。「Jリーグがアジアのトップと考えていて、韓国にいたときから日本でプレーしたいと思っていた。全く迷わなかったよ」。複数のクラブからオファーを受けながら、C大阪から話をもらうと即決した。

 日本行きを決断した日、自宅に戻るとマリアナ夫人(29)に「日本に行くぞ」と興奮気味に伝えた。同じクロアチアのスプリト市に生まれ育ち、5年前に結婚。初めての海外移籍となった韓国でも苦楽を共にした。1月のタイキャンプ後、夫人も関西へと引っ越してきた。鉄板焼き店やラーメン店に2人で繰り出し「たこ焼きにもトライしたい」と笑う。

 幼少期には、隣国イタリアのセリエAがテレビで放送されることが多く「マルディーニやネスタがヒーローだった」と振り返る。今でも当時の映像を見ることもある、生粋のDF。尹晶煥(ユンジョンファン)監督の3部練習も涼しい顔でこなす。仁川FC時代には、早朝、午前、午後、夕食後の4部練習も経験したという長身センターバックが、C大阪の最終ラインに安定感をもたらす。

 ◆マテイ・ヨニッチ 1991年1月29日生まれ、クロアチア出身の26歳。地元のハイデュク・スプリトに入団し、09年に期限付き移籍していたNKザダルでプロデビュー。NKオシエク(いずれもクロアチア)などを経て15年に仁川FCに加入。今季からC大阪に完全移籍。1メートル87、83キロ。利き足は右。既婚。背番号22。

続きを表示

2017年2月16日のニュース