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49歳ゴン、練習試合で激走15分 5季ぶりJ舞台へ一歩

[ 2017年2月9日 11:04 ]

<沼津・桐蔭横浜大>今季初の実戦で15分間プレーした中山(右)
Photo By スポニチ

 J3に参入した沼津は8日、桐蔭横浜大と練習試合を行い、元日本代表FW中山雅史(49)が今季初めて出場した。沼津での実戦は昨年5月のJ3相模原との練習試合以来とみられ、約15分間精力的に動いた。チームも2―1で勝った。

 5季ぶりのJ舞台への一歩だ。30分3本のラスト15分すぎにピッチへ。1トップに入ると、サイドから中盤まで幅広い局面で味方のボールを引き出した。シュートこそなかったものの、抱えている両膝痛を感じさせないプレーに吉田謙監督(46)も評価。「スペースの見つけ方などが素晴らしい。サッカーのつぼを知っているな、という動きだった。調整については何も心配していませんし、徐々に上げていってもらえればいい」と目を細めた。

 公式戦には、15年9月の沼津入り後は出場していない。実現すれば札幌時代の12年11月以来となる。今季は「全力でチームとともに挑戦し、力になれるように戦う」との決意で迎えた。始動前からトレーニングに励み、1月には県警沼津署の一日署長を務めるなど地域にも貢献。「東部初のJリーグクラブとして愛されるチームになっていきたい」。市民やサポーターが望むのは、沼津のユニホーム姿でピッチに立つ勇姿だ。

 チームにとってJ元年の17年は、中山も9月で50歳になる節目。「自分自身どこまでやれるのか挑戦の場」と話す背番号39の完全復帰の日が注目される。 (加賀田 篤)

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2017年2月9日のニュース