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G大阪3発!!ACL本戦決めた 新加入DF三浦ダメ押しヘッド

[ 2017年2月8日 05:30 ]

アジアCL・プレーオフ   G大阪3―0ジョホールDT ( 2017年2月7日    吹田S )

<G大阪・ジョホールDT>後半25分、ヘディングシュートを決めるG大阪・三浦
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 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)本大会出場を懸けたプレーオフが7日、大阪府吹田市の吹田スタジアムなどで行われ、G大阪はジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)を3―0で下し、3年連続の本大会出場を決めた。新加入のDF三浦弦太(21)らが活躍。G大阪は1次リーグでアデレード(オーストラリア)、江蘇蘇寧(中国)、済州(韓国)と同じH組に入り、08年以来のアジア制覇を狙う。

 新生ガンバが好スタートを切った。その象徴的なシーンが2―0の後半25分だ。DF三浦がMF遠藤の右CKに飛び込んで、高い打点のヘッドで豪快に叩き込んだ。「デビュー戦で決められるとは思っていなかったので素直にうれしい。失点もしなかったし良かったです」と勝利を決めるダメ押し弾を喜んだ。

 今季、清水から完全移籍で加入。J1では通算16試合しか経験していない。得点はU―22選抜で挙げたJ3藤枝戦での1得点のみ。それでもACL本大会出場が懸かる大一番で先発し、こちらも新加入のファビオとセンターバックでコンビを組み、対人でも強さを発揮した。精度の高いフィードでは攻撃の起点に。長谷川監督は「セットプレーで得点を取ってくれたのは大きい。新しい色を出してくれた」と手放しで褒めた。

 悔しさをバネに成長を続けてきた。昨年、リオ五輪最終選考まで残りながら落選。「見返してやりたい」と次なる目標をA代表に切り替えた。そして、より高い競争を求めてG大阪へ移籍。「みんなうまい。この中で自分の良さを出せるようにしたい」。謙虚な姿勢を崩さないものの、スタメン定着へ大きなアピールとなった。

 7日は中盤の底に遠藤、左右に今野、井手口の新布陣で臨んだ。優れた攻守のつなぎ役が3人並び、トップ下に入った新背番号10の倉田は攻撃の軸となった。「昨年はACLで1勝もできずに地獄を見た。その経験を生かしたい」と長谷川監督。戦力の底上げを果たしたG大阪が、08年以来のアジア王者を目指す。

 ▼三浦 弦太(みうら・げんた)1995年(平7)3月1日、愛知県生まれの21歳。大阪桐蔭では3年時の12年全国高校総体で4強に入り、優秀選手に選出された。13年に清水に入団し、同年5月25日の仙台戦でデビュー。14年にはU―19アジア選手権に出場。1メートル83、77キロ。

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