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柴崎 スペイン2部テネリフェ移籍決定!最速4日に初陣も

[ 2017年2月1日 05:30 ]

スペイン2部テネリフェへの移籍が決まった鹿島MF柴崎
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 鹿島のMF柴崎岳(24)がスペイン2部テネリフェに移籍することが決まった。31日、テネリフェが発表した。労働ビザを取得し、身体検査に合格した後に正式契約を結ぶ。クラブ公式サイトによると、契約期間は今年6月30日までという。

 テネリフェは現在リーグ6位。3〜6位が出場権を得る1部昇格プレーオフ圏内につけており、8季ぶりの来季1部昇格を目指している。過去に日本人が所属したことはなく、柴崎が初の日本人プレーヤーとなる。

 柴崎は当初、スペイン1部ラスパルマスとの契約を第一優先としていた。契約に備えるため、28日には日本をたってスペインに滞在。しかし、30日にクラブのラミレス会長が地元UDラジオで「(1月の)補強は終了した」と発言し、移籍話は消滅した。同国リーグはEU圏外選手はわずか3枠しかなく、関係者によると柴崎より優先度が高い南米選手がEU枠と認められなくなるなどの複雑な事情が絡み、当初は入る余地があった枠が白紙となったという。だが、移籍期限当日のこの日に急転、テネリフェへの契約にこぎ着けた。

 テネリフェの本拠地はカナリア諸島のテネリフェ島に位置。同じカナリア諸島のグランカナリア島にあるラスパルマスとはライバル関係で、両者の対決はカナリア諸島ダービーとして知られている。来季、テネリフェが1部に昇格すれば、移籍がかなわなかったラスパルマスと対峙(たいじ)するチャンスもある。柴崎は早ければ4日のホーム・エルチェ戦での欧州デビューを目指していく。

 ▽テネリフェ 1912年創設。本拠地は大西洋モロッコ沖のカナリア諸島にあるテネリフェ島サンタクルス。1961〜62年に1部初昇格。2〜3部時代を経て89〜99年にバルダーノ監督、ハインケス監督らの下で1部に定着し、最高位は5位。00年代以降は財政難に苦しみ、11〜13年には3部に所属。昨季は2部13位。監督はスペイン人のホセ・ルイス・マトリ氏(41)。ホームスタジアムはエリオドロ・ロドリゲス・ロペス(2万3660人収容)。

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2017年2月1日のニュース