Jリーグ発足から4分の1世紀 次の10年はチームが独自色を出す時代に

[ 2017年1月31日 10:30 ]

開幕セレモニーでJリーグの開幕宣言をする川淵チェアマン
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 あと1カ月でJリーグが開幕する。今年で25シーズン、4分の1世紀ということになる。前身の日本サッカーリーグが27シーズンで役目を終えてJリーグに移行したことを考えれば、順調だろう。

 10チームプラス準会員4チームでスタートしたが、25年間で55チームに増加した。3部まででき、入れ替え戦や残留争いの厳しさが選手のレベルアップにつながった。

 Jリーグを取り巻く環境も大きく変わった。スポンサーも入れ替わった。テレビの放送も地上波とBS中心からスカパー中心になり、今季からパフォームグループが運営するライブストリーミングサービスのDAZNでJ1からJ3まで全試合がライブ配信される。「若者のライフスタイルに合った見せ方」と言っていいかもしれない。

 DAZNの放送権料も桁外れ、年間210億円の10年契約で、収入が増えた分は賞金や各チームへの分配金、上位チームには強化配分金が入る仕組みもできた。優勝すれば賞金、分配金、3年間にわたって支払われる強化配分金の総額は19億円になる。その資金でさらにチームを強化することができる。大金を手にするためには「今季優勝しなければならない。そのためには資金を投入していい選手を獲得…」、というのがこのオフの流れ。日本一になった鹿島やあと一歩で優勝を逃した川崎F、さらにFC東京や神戸、鳥栖などが大金を投じて大型補強をしているのはそういう事情があるからだ。

 Jリーグの最初の10年は企業チームの時代だった。元々企業のサッカー部だったチームが多く、バブルの余韻もあって企業もメセナと割り切ってチームを支えた。次の10年は地域に支えられたチームがクローズアップされて、Jリーグの理念がより現実になった。さて次は何か。リーグに支えられる時代なのだろうか。私はチームが独自色を出していく時代だと思う。常に優勝を狙い賞金で運営するチームでもいい、若手を育てて経営するチームでもいい、地域と連携して何かを生み出すチームでもいい。何でもいいので、独自の色を出してほしい。そのためにも、チームのフロント力が問われる年になるかもしれない。

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