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ポドルスキ“置き土産”5発!神戸・田中社長、正式オファー認める

[ 2017年1月26日 05:30 ]

トルコ杯1次リーグE組   ガラタサライ6―2エルジンジャンスポル ( 2017年1月24日 )

<ガラタサライ・エルジンジャンスポル>5ゴールを決める大活躍だったガラタサライのポドルスキ(左)
Photo By ゲッティ=共同

 神戸の田中健一社長(48)が25日、トルコ1部ガラタサライの元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(31)に正式オファーをしたことを認めた。トルコの地元メディアの報道によると、すでに神戸とポドルスキ側ではほぼ合意しており、残すはクラブ間の交渉のみとなっているもよう。正式決定が間近に迫る中、ポドルスキは24日のトルコ杯1次リーグ・4部相当エルジンジャンスポル戦に先発出場し5得点を奪った。

 神戸のクラブトップが、大物助っ人獲得に動いていることを初めて認めた。沖縄キャンプ初日となった25日。チームとは別で羽田空港から那覇空港に到着した田中社長は、ポドルスキに正式オファーをしていることを認めた。「交渉はしている。クラブ間の話でやっています」。現状については「まだ何も決まっていない」と慎重な姿勢を示したが、完全移籍での獲得の時は近づいている。

 トルコの地元メディア「フットボールアリーナ」は、ポドルスキ自身が「僕のキャリアで最後の契約になるだろう。行ってみたいと思っている」と移籍を望む発言をしたことを報道。ポドルスキとその家族も、治安面の不安を理由に海外移籍を早くから模索しており、神戸の環境に好印象を示してきた。

 すでに神戸とポドルスキ側では合意しているもようで、残すはガラタサライとのクラブ間の交渉になる。現地報道によれば、移籍金を神戸側が300万ユーロ(約3億6600万円)を提示したのに対し、ガラタサライ側は700万ユーロ(約8億5400万円)を要求。本人が移籍を希望していることから、今後は歩み寄ることが予想される。

 キャンプの歓迎セレモニーのあいさつでは、石嶺読谷村長が「ポドルスキ、ネルシーニョ、大変期待しております」と早とちりするハプニングも…。渦中のポドルスキは、24日のトルコ杯1次リーグ・エルジンジャンスポル戦に先発出場。前半4分の先制点を皮切りに5得点を奪う決定力を発揮し、6―2の勝利に貢献した。

 クラブ関係者によると、すでにネルシーニョ監督もポドルスキのプレーを映像などで確認。2月3日までのキャンプに間に合うかは微妙ながら、合流後に初タイトルを目指すチームへ組み込まれていくことになる。

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