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元日本代表MF伊東輝悦 ”マイアミの奇跡”つながりでJ3沼津加入

[ 2017年1月21日 17:21 ]

今季からJ3へ参戦するアスルクラロ沼津は21日、昨季限りでJ3秋田を退団した元日本代表MF伊東輝悦(42)が完全移籍で加入すると発表した。23日の練習からチームに合流する。沼津にはゴンの愛称で知られる元日本代表FW中山雅史(49)が在籍しており、7年ぶりとなる静岡でのプレーでタッグが実現することになった。

 静岡県出身の伊東は1974年8月31日生まれの42歳。東海大一(現東海大翔洋)高から1993年に清水入りし、2010年シーズンを最後に退団するまで18年間清水でプレーした。その後、11年からJ1甲府で3年間プレーし、11年7月に史上初のJ1リーグ500試合出場を達成。2年間在籍したJ3長野を15年限りで退団し、16年シーズンから秋田に加入したが、J3リーグ戦2試合0得点、通算61分間のプレータイムにとどまり、シーズン終了後に契約満了による退団が発表されていた。通算成績はJ1が517試合30得点、J2が25試合0得点、J3が13試合0得点。

 伊東はU―23日本代表として出場した1996年のアトランタ五輪では日本がブラジルを破った“マイアミの奇跡”で決勝ゴールを挙げ、話題になった。A代表としても日本がワールドカップ(W杯)へ初出場した98年フランス大会でメンバー入りするなど国際Aマッチ通算27試合に出場している。今季J3へ初参戦する沼津では、元磐田監督で、アトランタ五輪ではコーチを務めた山本昌邦氏(58)が会長を務めている。

 伊東は沼津を通じ、「今シーズン、アスルクラロ沼津でプレーすることになりました伊東輝悦です。まずは、プレーする機会を与えてくれたアスルクラロ沼津に感謝したいと思います。また、地元静岡でプレーすることができる喜びを、ピッチ上で表現したいと思います。クラブの為に、少しでも貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いします」とコメント。

 秋田を通じては、「1年間という短い間でしたがありがとうございました。とてもいい経験になったと思います。今シーズンは対戦相手としてあきぎんスタジアムに来られるように頑張りたいと思います」と談話を発表している。

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2017年1月21日のニュース