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ベンゲル監督「オフサイド廃止」反対“革命”はルール改正で行われるものではない

[ 2017年1月20日 00:09 ]

ベンゲル監督
Photo By AP

 アーセナルの名将アーセン・ベンゲル監督(67)が「オフサイド廃止」に反対した。

 国際サッカー連盟(FIFA)技術部門の責任者で、元オランダ代表FWのファンバステン氏が18日に、規則改定の試案を披露。90分の試合後に延長戦を行わず、選手がゴール前25メートルからドリブルしてGKと8秒の間に1対1で対決するペナルティーシュートアウトの導入、オフサイド廃止、前後半制から4クオーター制への変更、10分間の一時退場(シンビン)を命じるオレンジカードの導入、選手の公式戦出場を年間60試合程度に制限することなどの改革案を挙げた。

 ベンゲル監督は19日の会見で「規則改訂そのものが重要ではなく、(サッカーの)改善こそが目標。一時退場など議論に値するものもあるが、オフサイド廃止は興味深いものではない」と語った。オフサイド廃止に反対する理由について「オフサイドは、チームスポーツの大きな特性である一体感を必要とする。また、知性を使えるルールでもある」と説明。「守備側が攻撃側を苦しめれば、攻撃側が新たな解決策を生み出す。それに対し、また守備側が対応する。このようにしてサッカーは進化してきた」。オランダ代表のトータルフットボール、ACミランのゾーンプレスのように、“革命”はピッチ内で生み出されるものであって、ルール改正によって行われるものではないとの見解を示した。

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2017年1月19日のニュース