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矢野 新潟復帰で意欲!超ハードトレで「攻めるDF」究める

[ 2017年1月19日 05:30 ]

ハードなサーキットトレーニングも黙々とこなす新潟新加入の矢野
Photo By スポニチ

 新潟は台湾キャンプ2日目となった18日、1年間をタフに戦い、最後まで走り切るという新潟らしいチームの土台をつくるためのフィジカル中心のメニューをこなした。5シーズンぶりに復帰したDF矢野貴章(32)も体をいじめ自らのパワーアップに加え、チームの精神的な柱となるべくハードな練習内容に積極的に取り組んでいた。

 午前中のサーキットトレーニングでは、選手たちは10種類のメニューに挑んだが、目を引いたのはヴァンデルレイ・コーチの各メニューの置き方。両サイドライン際にちりばめられたことで、選手たちはグラウンド全体を走らなければならず、次第に表情も険しさを増していった。0から100のパワーを一気に出すだけでなく、動き続ける持久力を求められるトレーニングは、三浦文丈監督が目指す攻撃も守備もスピーディーなサッカーにとって、大事な仕込み作業といえるだろう。

 圧倒的な運動量で戦い続ける矢野も、この台湾での1次キャンプの目的が体づくりであると十分に理解している。5シーズンぶりに新潟に戻ってきた矢野の一番の変化は、登録ポジションがFWではなく、DFとなったこと。「サイドバックはアシストして得点を取らせられるし、自分も得点できる。自分の特長の攻撃参加を、どんどん試合で狙う」と、新境地を新潟でさらに究める覚悟だ。

 そのためにも、キャンプでのハードな練習は不可欠。「この時期は厳しい練習をみんなで乗り切ることが大事。それがリーグを戦っていく力にもつながる。みんなで頑張っていきたい」。自身のパワーアップだけでなく、チームを引っ張るリーダーシップをみなぎらせて、帰ってきたダイナモが走る。

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2017年1月19日のニュース