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首位チェルシーに内紛 FWコスタと指揮官が口論「中国に行ってしまえ!」

[ 2017年1月14日 17:25 ]

チェルシーのFWジエゴ・コスタ(AP)
Photo By AP

 プレミアリーグで首位を快走するチェルシーに内紛が勃発した。14日付の英国各紙は、リーグ最多の14ゴールを挙げているスペイン代表FWジエゴ・コスタ(28)が14日のレスター戦の遠征メンバーから外れ、その原因はアントニオ・コンテ監督(47)と衝突したためと報じた。

 デーリー・テレグラフ紙によると、コスタは今週はじめにケガの症状をめぐってフィジカルコーチと対立した。そのペナルティーとして3日間、別メニューで調整を命じられた不満から、イタリア人指揮官と練習場での口論に発展。関係者によると、コンテ監督はエースストライカーに対し「中国に行ってしまえ!」と言い放ったという。

 同監督の“暴言”の背景には、中国の“爆買い”に対する、いらだちがある。イブニングスタンダード紙によると、今季から中国スーパーリーグ(1部)に昇格する天津権健が移籍金8000万ポンド(約112億円)、週給57万ポンド(約7980万円=年俸換算で約42億円)でコスタの獲得に動いているという。今冬にチェルシーからブラジル代表MFオスカル、ナイジェリア代表MFミケルがともに中国に移籍。コンテ監督は「中国からのオファーはこれで終わりにしてほしい」と話していた。今回の内紛が佳境を迎える優勝争いにどう影響するのか、エースの流出を阻止できるのか、今後の注目を集めそうだ。

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2017年1月14日のニュース