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元代表DF岩政ら福島視察 原発作業員を激励「心から応援」

[ 2017年1月11日 05:30 ]

Jリーグ選手らが福島第1原発を視察 発電所構内をバスの車内から視察する(左から)金子翔太(清水エスパルス)、岩政大樹(ファジアーノ岡山)両選手
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 日本プロサッカー選手会が10日、日本協会、Jリーグと連携して東日本大震災で被害を受けた福島県内の福島第1原子力発電所とJヴィレッジを視察した。同原発内にプロスポーツ界として初めて選手5人が訪れ、作業員300人の前で元日本代表DF岩政(前J2岡山)が「心から応援します」と激励。廃炉作業が続く1号機から3号機などにバスで接近して復興への現実を直視し、岩政は「あの日から時間は止まっていない。動いている」と話した。

 同原発事故の対応拠点となっているJヴィレッジも訪問し、近隣グラウンドでサッカー教室も開催した。20年東京五輪での活動拠点となることが決定しており、19年5月に全面再開する予定。日本協会の上田復興支援委員長は「来てもらうことで風評を払しょくできる。ぜひアピールしていきたい」と話し、今回の活動を契機に日本代表や女子サッカー界に訪問活動を広げたい考えを示した。

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2017年1月11日のニュース