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青森山田、悲願の初優勝 最北V50年ぶり更新 高橋5戦連発&鳴海2発

[ 2017年1月9日 15:59 ]

<高校サッカー決勝 青森山田・前橋育英>後半14分、この日自身2得点目のゴールを決め得点王を決めた青森山田・鳴海
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 第95回全国高校サッカー選手権大会は9日、埼玉スタジアムで決勝戦が行われ、20年連続22回目出場の青森山田(青森)が3年連続20回目出場の前橋育英(群馬)を5―0で下し、初優勝を果たした。青森県勢の優勝は史上初。1966年度の第45回大会で秋田商(秋田)が藤枝東(静岡)と両校優勝を飾って記録した最北優勝を50年ぶりに更新した。前橋育英は2年ぶり2度目の決勝進出だったが、悲願の初優勝はならなかった。

 青森山田はキックオフ数秒後のファーストプレーでU―19日本代表GK広末陸(3年)の蹴ったボールが近くにいた相手選手に当たって大きくハネ返り、あわや失点というシーンも。だが、徐々に試合の主導権を握ると、最終的には5ゴールを浴びせて圧勝した。

 前半23分、J2千葉入りが内定しているMF高橋壱晟(3年)の5試合連続ゴールで先制。前半終了間際の46分には相手の一瞬の隙を突いてボールを奪い、最後はMF嵯峨理久(3年)が今大会3点目となるゴールを右足で決めて前半を2点リードで折り返すと、後半12分と14分にFW鳴海彰人(3年)が立て続けに今大会5、6点目を決め、4点をリード。終了間際の後半44分にはFW佐々木快(3年)がゴールを決めて突き放し、2009年度大会以来7年ぶり2度目の決勝でついに初優勝をつかみ、4234校の頂点に立った。

 前橋育英は2年前の決勝で延長戦の末、星稜(石川)に2―4で敗れ準優勝に終わったが、当時1年生だった選手たちが最上級生として臨んだ大会でも初優勝ならず。1回戦から5試合連続無失点で勝ち上がった決勝でも無失点で優勝すれば17年ぶり史上4校目の無失点Vとなるところだったが、まさかの大量失点で涙を飲んだ。

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