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小嶺監督貫禄「勝ちパターン」 長崎総合科学大付“国見流”速攻&堅守

[ 2017年1月1日 05:30 ]

第95回全国高校サッカー選手権1回戦   長崎総合科学大付(長崎)2―0桐光学園(神奈川) ( 2016年12月31日    等々力 )

<長崎総科大付・桐光学園>優勝候補を撃破し、好発進した長崎総合科学大付を率いる小嶺監督
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 走力を生かした速く鋭い攻めと愚直な守り。小嶺監督が率いる長崎総合科学大付には、同監督の古巣で6度の優勝を誇る国見(長崎)を思わせる迫力で初戦突破。一昨年秋に総監督から監督となった71歳の指揮官は「勝ちパターンだった」と貫禄たっぷりに言った。

 前半7分、ゴールキックのこぼれ球を拾うと、守備が整う暇を与えずFW右田が先制。後半のMF薬真寺の追加点も速攻だった。3バックのストッパー2人は桐光学園の2トップを密着マークして自由を奪った。古くさく見える守り方だが「力は相手が上。こういうこともやらないと」と小嶺監督。効果は抜群だった。

 同監督は教え子の話を聞かせ、右田は国見で2度全国制覇した元日本代表選手の三浦淳寛さんを見習って試合当日朝も自主練習する。会場に訪れていた三浦さんは「監督の下で受け継がれているものがある。素晴らしい指導者」と恩師の勝利を喜んだ。

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2017年1月1日のニュース