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J2東京V、連日のユース出身者流出 杉本は名古屋完全移籍 大木はJ3長野に期限付き移籍

[ 2016年12月29日 13:28 ]

 J2東京Vは29日、FW杉本竜士(23)が来季J2へ降格する名古屋へ完全移籍、DF大木暁(24)がJ3長野に期限付き移籍すると発表した。大木の期限付き移籍期間は2017年2月1日から2018年1月31日まで。なお、移籍期間中、大木は東京Vと対戦するすべての公式戦に出場できない。

 東京都出身の杉本は東京Vユースから2012年にトップチームへ昇格。13年途中から当時JFLだった町田(現J2)へ期限付き移籍した経験はあるが、完全移籍は初めて。東京都出身足立区の大木は東京Vユース、駒沢大を経て昨季東京V入り。リーグ戦の通算成績は杉本がJ2で88試合8得点、大木が14試合0得点。今季は杉本が29試合1得点、大木は9試合0得点だった。

 杉本は東京Vを通じ、「ヴェルディのサポーターの皆様には、本当に感謝の言葉しかありません。ヴェルディでの経験を糧にして、これからも頑張っていきます。本当にありがとうございました」とコメント。大木は「アカデミー時代にお世話になり、そのチームでプロになって2シーズンを過ごせて、とても幸せでした。またヴェルディに帰って来られるように、長野でチャレンジしてきます。2年間、ありがとうございました」と談話を発表した。

 クラブ幹部の判断で、近年は大学からのUターン組も含めユース出身選手を多く在籍させてきた東京Vだが、今季終了後にはFW北脇健慈(25)とMF楠美圭史(22)との契約満了を発表し、28日にはMF南秀仁(23)のJ2山形への完全移籍が発表されたばかり。ユース出身選手の成長を楽しみにしていたサポーターにとっては寂しい年の瀬となった。

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2016年12月29日のニュース