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札幌 仙台FW金園を獲得 クラブ間で合意、J1定着へ2人目補強

[ 2016年12月18日 08:02 ]

 来季J1へ昇格する札幌がJ1仙台のFW金園英学(28)を獲得したことが17日、分かった。この日までに両クラブ間で移籍に合意。このオフに入って、札幌は仙台からMF金眠泰(キムミンテ)(23)に続いて2人目の補強で、近日中にも正式発表される。

 今季の金園は7試合の出場に終わったが、J1磐田では1年目の11年に12得点。磐田の新人最多得点記録を更新し、仙台に移籍した15年も7得点を挙げるなど、その能力の高さは実証済みだ。空中戦に強く、正確なシュートが最大の武器。前線で献身的に動け、泥くさいプレーもいとわない。来季はJ1が舞台となる札幌にとって大きな戦力となるのは間違いなく、クラブ幹部は「来季も3−4−3がベースになると思うが、(金園が加われば)組み合わせや攻撃のバリエーションが確実に増える」と話し、大きな期待を寄せた。

 札幌はその能力を高く評価し、金園本人も出場機会を求めていることから、ここにきて移籍が決まった。仙台からは、U−23韓国代表で今夏のリオデジャネイロ五輪にも出場したMF金眠泰の獲得が決まったばかりだが、同一チームから2人目の加入。センターバックもこなせる金眠泰に続き、攻撃のバリエーションを確実に増やす金園の獲得で、攻守のポイントを的確に補強することになった。最大の目標である「J1定着」へ向け、札幌の戦力補強は勢いを増してきた。

 ◆金園 英学(かなぞの・ひでたか)1988年(昭63)9月1日、大阪府生まれの28歳。立正大淞南から関大へ進み、関西学生リーグ1部で2年連続の得点王。11年に磐田入りし、15年から仙台加入。J1通算99試合出場で26得点、J2通算10試合出場で1得点。1メートル84、78キロ。利き足は右。

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2016年12月18日のニュース