×

史上初5度目頂点へ!Cロナ“20冠弾”で花を添える

[ 2016年12月18日 05:30 ]

クラブW杯決勝   Rマドリード―鹿島 ( 2016年12月18日    横浜国際 )

練習で軽快な動きを見せるC・ロナウド
Photo By スポニチ

 決戦を前にしても、世界最強のFWは落ち着いていた。冒頭20分が公開された横浜市内での前日練習で、C・ロナウドはリラックスした表情でボール回しを行った。笑顔を見せながら感触を確認。15日の準決勝でクラブ公式戦通算500得点を達成した男が、決勝のピッチに立つ準備を整えた。公式会見に出席したジダン監督は「ファイナルへ向けて準備は万端だ。選手も全員、準備ができている」とチームの思いを代弁した。

 レアル・マドリードは勝てば前人未到の領域に入ることになる。前身のトヨタ杯(インターコンチネンタル杯)で3回、クラブW杯で1回(14年)と計4回の優勝を経験。ACミランが4度、バルセロナが3度経験しているが、5度目のクラブ世界一の座に到達すれば史上初となる。「クラブW杯に優勝したい。そして、全てのマドリディスタス(Rマドリード・ファンの総称)とともに再び喜びを分かち合いたい」とC・ロナウド。4度のバロンドール受賞に輝く背番号7にかかる期待は大きい。

 C・ロナウドにとっても自身の“クラブ20冠”の節目にもなる。マンチェスターU時代に10個のタイトルを獲得。09〜10年から在籍するRマドリードでもタイトル数を9個にまで積み上げてきた。準決勝のゴールでRマドリードの一員として、全大会(国内リーグ、スペイン国王杯、欧州CL、スペインスーパー杯、欧州スーパー杯、クラブW杯)で1得点以上を記録したことにもなった。“優勝請負人”が華々しいゴールで自身20度目の頂点に花を添える。

 16年は欧州CLを制して、ポルトガル代表の主将として欧州選手権で初優勝を成し遂げた。タイトルラッシュに沸く一年の大トリとなるクラブW杯。開催国枠の鹿島を蹴散らし、その実力を証明する。

続きを表示

この記事のフォト

2016年12月18日のニュース