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J2東京V 梶川獲得を正式発表「ヴェルディでもう一度」5年ぶり電撃復帰

[ 2016年12月16日 14:39 ]

 J2東京Vは16日、J2長崎からMF梶川諒太(27)が完全移籍で加入すると発表した。

 梶川は関西学院大4年だった2011年に特別指定選手として東京VでJ2デビュー。翌12年にはプロ契約を交わして正式加入し、新人ながら35試合に出場するなど主力に成長した。その活躍が認められて13年にJ1へ昇格した湘南へ完全移籍し、15年からはJ2長崎でプレー。中心選手として昨季はJ1昇格プレーオフ出場へと導いた。リーグ戦の通算成績はJ1が23試合2得点、J2が124試合12得点。今季はJ2リーグ戦で40試合3得点だった。

 5年ぶりとなる古巣への電撃復帰となった梶川は東京Vを通じ、「V・ファーレン長崎から移籍してきました梶川諒太です。プロの出発点となったヴェルディでもう一度戦えることをうれしく思います。一度移籍したのにと思う方もいるかもしれませんが、少しでもヴェルディの力となれるように、そして、目標達成のために全力でプレーしますのでよろしくお願いします」とコメント。

 2年間プレーした長崎を通じては、「このたび、東京ヴェルディへ移籍することになりました。長崎で過ごした2年間は本当に充実していて、もっと長くこの場所にいたような感覚です。本当に温かい人ばかりで、1年目からたくさんの応援のお言葉に元気をもらう日々でした。自分のゲームフラッグが増えていくこともうれしくて、試合前に探すことが楽しみになり、今日も頑張ろうと気持ちのスイッチにもなっていました。ここでは書き切れない思い出でいっぱいです。結果を残せずに移籍する形になってしまい申し訳ありません。これからもV・ファーレン長崎と梶川諒太を応援していただければ幸いです。本当に2年間ありがとうございました」と談話を発表した。

 なお、梶川が湘南に移籍した際には、東京Vとの複数年契約中だったため違約金として湘南から東京Vに約2000万円の移籍金が支払われており、当時深刻な資金難にあったクラブを助ける形となった経緯があるが、今回は長崎との契約が満了するタイミングだったため移籍金は発生しない。

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2016年12月16日のニュース