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ベンゼマ貫禄先制弾!フランス代表復帰へ、世界一の称号つかむ

[ 2016年12月16日 05:30 ]

クラブW杯準決勝   Rマドリード2―0アメリカ ( 2016年12月18日    横浜 )

<Rマドリード・アメリカ>前半、先制ゴールを決めるベンゼマ
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 Rマドリードが誇る強力3トップ「BBC」の一角、FWベンゼマが先制ゴールを決めた。前半ロスタイム、ドイツ代表MFクロースからのスルーパスに反応。落ち着いて右足アウトサイドでネットを揺らした。クラブW杯での得点は14年準決勝のクルスアスル(メキシコ)戦以来。ゴール直後にはジダン監督と抱き合い、喜びを分かち合った。アルジェリア系フランス人で、指揮官と同じルーツを持つ。「ジダン監督は自分にとって模範であり、兄のような存在。彼のためにプレーできるのは幸せ」。尊敬する“兄貴”を世界一にしようと燃えていた。

 フランス代表では恐喝事件に関与した疑いで昨年12月から無期限活動停止処分を受けている。国際Aマッチのピッチから遠ざかる中、フランス代表は今夏に自国開催の欧州選手権の決勝でポルトガル代表に敗れて準優勝に終わった。フランス協会のグレ会長は「永久追放ではない」と将来の復帰を示唆しており、目標に掲げる18年W杯ロシア大会の道が閉ざされたわけではない。クラブ世界一の称号を手に再びレ・ブルーのユニホームを着るため、決勝でも貪欲にゴールを狙う。

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