【城彰二の視点】“石井スタイル”浸透した鹿島「堅い守備から攻撃へ」

[ 2016年12月12日 08:17 ]

FIFAクラブW杯準々決勝 ( 2016年12月11日    吹田 )

<鹿島・マメロディ>後半43分、2点目を決めて喜びを爆発させる金崎
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 鹿島にとって理想的な勝ち方だった。序盤はマメロディの個の能力に戸惑った部分もあったが、じっくり耐えた。

 前半シュート11本を受けたが、ゼロで抑えたことが大きい。曽ケ端が好セーブを見せただけでなく、永木と柴崎のボランチと昌子と植田のセンターバックがチャレンジ&カバーで1人がボールに行き、もう1人がそのボールを奪うシーンが多かった。高い身体能力と独特のリズムを持つアフリカ代表を、連動した守備で止めた。前半を耐えたことで相手が体力を消耗し、後半に流れが変わった。

 石井監督の戦い方はチームに浸透されている。堅い守備から攻撃に移る。プレッシングサッカーが特徴だが、人数をかけてブロックをつくる時間帯と前線から圧力をかける時間帯を使い分けていた。90分を通してバランスを取れたことが勝因だ。途中出場の金崎が得点を決めるのがパターンだが、そのアシストは切り札の鈴木だった。今の鹿島は誰がピッチに立っても、チームのためにやるべきことを分かっている。次は中2日だが、総力戦で粘り強く戦ってくれると思う。 (元日本代表FW)

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