×

井手口 新人賞2冠!同年W受賞は坪井以来14年ぶり

[ 2016年12月8日 05:30 ]

「ベストヤングプレーヤー賞」に選出されたG大阪の日本代表MF井手口
Photo By スポニチ

 井手口が2冠。Jリーグは7日、今季最も活躍した若手選手に贈られる「ベストヤングプレーヤー賞」にG大阪の日本代表MF井手口陽介(20)を選出した。今季は22試合4得点と活躍し、リオデジャネイロ五輪にも出場した。最優秀監督賞は7年ぶり8度目のリーグ制覇を達成した鹿島の石井正忠監督(49)が初受賞。フェアプレー賞高円宮杯は広島が5年連続6度目の受賞。最優秀育成クラブ賞にはG大阪が選ばれた。20日の「Jリーグ・アウォーズ」で表彰される。

 ルヴァン杯のニューヒーロー賞に続き新人として2つ目のタイトルを手にした井手口は「光栄で、本当にうれしい。まだ実感が湧きませんが、この賞に恥じないように、これからもっと頑張っていかないといけないと思っています」。クラブの公式サイトを通じて喜びのコメント。同賞はその年の4月2日時点で21歳以下の選手対象に選出される。ルヴァン杯のニューヒーロー賞とダブル受賞は02年のDF坪井慶介(現湘南)以来、14年ぶり3人目の快挙となった。G大阪としては10年の宇佐美貴史(現アウグスブルク)以来6年ぶり。

 ボール奪取力に加え、強烈なミドルシュートを武器とする井手口は今季リーグ22試合4得点。チーム最年少で出場したリオデジャネイロ五輪は2試合出場にとどまったが、クラブに戻った後は競争の激しいボランチの定位置をつかみ取った。11月にはハリルジャパンに初選出。長谷川監督も「五輪後の陽介の成長曲線はすさまじいものがある」と目を細めるなど、18年W杯ロシア大会出場への期待も高まる。

 「今シーズンの残り、そして来シーズン。クラブとしてのタイトル獲得を目指します。また個人としては常に日本代表に選出されるような選手になれるよう、しっかり頑張りたい」。まずは24日の天皇杯準々決勝・横浜戦(日産ス)で、チームを勝利に導く。

 ◆井手口 陽介(いでぐち・ようすけ)1996年(平8)8月23日、福岡県福岡市出身の20歳。中学進学時に当時阪南大の兄・正昭のいる大阪へ。G大阪Jrユースに入団。高校2年の13年には2種登録され、トップチームへ。14年4月16日、ナビスコ杯鳥栖戦で公式戦デビュー。16年9月17日、名古屋戦でJ1初ゴールを記録した。U―23日本代表入りしリオデジャネイロ五輪にも出場した。1メートル71、69キロ。利き足は右。

続きを表示

2016年12月8日のニュース