×

ありがとうケンペス…元エース無念の事故死にJ2千葉、C大阪が哀悼

[ 2016年11月30日 18:50 ]

千葉時代のケンペス選手
Photo By スポニチ

 ブラジル南部を拠点とするサッカーチーム、シャペコエンセの選手らが搭乗していた航空機がコロンビアで墜落した事故を受け、事故機に搭乗していた同チームのFWケンペス選手(享年34)、DFチエゴ選手(享年30)がかつて所属していたJ2千葉、C大阪、京都が30日、クラブの公式サイトを通じ哀悼の意を捧げた。

 ケンペス選手は2012年に当時J1だったC大阪、13年と14年に千葉でプレーし、13年には38試合で22得点をマークしてJ2得点王を獲得。千葉での2シーズンで71試合に出場し、35得点をマーク。J1昇格プレーオフや天皇杯も含めると、77試合38得点と活躍した。

 千葉は現地での報道などを受け、「残念ながらご逝去されたとの知らせを受けることとなりました。この事実を受け入れざるを得ない状況に大変心苦しく思います」とし、「彼の活躍を改めて称え、ご冥福をお祈りいたします」と前田社長の名前で哀悼の意を表し、千葉のユニホームを着て試合に出場し、笑顔を見せるケンペス選手の写真を2枚掲載。「Obrigado Kempes!!」(ポルトガル語で、ありがとうケンペス)とつづった。

 12年にC大阪でキャプテンを務めたDF藤本康太(30)は「大阪ダービーでケンペス選手が得点して決めたのが一番頭に残っています。当時一緒にやっていた選手たちと心配していたしやりきれない気持ちです」と思いを吐露。フットボールオペレーショングループの森島寛晃氏(44)は「サッカー界でこれからまだまだ活躍される選手だっただけに本当に残念でなりません」と悼んだ。

 チエゴ選手は10年に当時J1だった京都でプレーし、10試合に出場した。「京都サンガF.C.クラブ一同」名義で「報道を受けた際は、一縷の望みがあるかぎり無事を信じておりましたが、残念ながら逝去された知らせを受けることとなりました。その他にも、数多くのサッカーファミリー、乗客、乗組員が事故の犠牲となり、この度の事故で亡くなられた皆さまに対し、謹んで哀悼の意を表します」とコメント。12月1日、2日にクラブハウスグッズショップ前に献花台を設けることも発表した。

続きを表示

2016年11月30日のニュース