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浅野 GK股抜きダメ押し弾!成長示す修正力「手応え感じた」

[ 2016年11月30日 05:30 ]

ドイツ2部・第14節 ( 2016年11月28日 )

<シュツットガルト・ニュルンベルク>後半ロスタイム、ゴールを決める浅野
Photo By 共同

 ドイツ2部シュツットガルトの日本代表FW浅野拓磨(22)が28日、ホームのニュルンベルク戦で1得点1アシストの活躍を見せた。左MFとしてフル出場。10月30日のカールスルーエ戦以来となる今季2点目を挙げ、途中出場したMF細貝萌(30)とともに3―1の勝利に貢献した。

 2―1に詰められた後半ロスタイムだった。速攻からペナルティーエリア内左でパスを受けた浅野は、迷わず右足を振り抜いた。ダイレクトでGKの股を抜くダメ押しのゴール。「1対1では強い気持ちを持って自分の間合いで仕掛けることができた」。今季2ゴール目に代名詞のジャガーポーズも飛び出した。

 ドイツ挑戦1年目で自信を深める一撃だ。「その1本前(のシーン)でGKの股が開いていたのが見えたけど、そこを狙えなかった。次はチャンス来たらというのは狙ってました。そこのミスがあったからこそイメージがつくれた」と修正力に納得顔だ。

 魅せたのはゴールシーンだけではない。前半3分には中央のテロッデからのスルーパスに抜け出し、GKと1対1を迎える。冷静に中央へ折り返すと最後はテロッデが右足で押し込んだ。チーム最高タイの2点を付けたシュツットガルター・ツァイトゥング紙は「この日本人はそのスピードで常にニュルンベルクDFにとって脅威だった」と評価した。

 「今日の試合は特に手応えを感じた。そこは自信を持ってよいところかなと思います」。1部で優勝5度の古豪シュツットガルトは、現在ブラウンシュバイクに次いで勝ち点1差の2位。浅野は1部復帰への貴重な戦力になろうとしている。来年3月からは日本代表のW杯アジア最終予選も待っている。ハリルジャパンでの爆発も期待されるストライカーが、確かな成長を示してみせた。

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2016年11月30日のニュース