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松本ドロー狙いのスキ突いた岡山 決勝はC大阪有利もチャンスある

[ 2016年11月28日 08:30 ]

J1昇格プレーオフ準決勝 ( 2016年11月27日    松本 )

<松本・岡山>終了間際、勝ち越しゴールを決めた岡山・赤嶺はガッツポーズで喜ぶ
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 【川本治の目】岡山は後半29分にCKの流れから追いつかれたが、そこから松本が守備的になって引き分け狙いに来たことが幸いした。岡山は点を取りにいくしかないので、シンプルにロングボールを使って攻め、矢島の縦パスを豊川が頭で流して赤嶺が左足で決めた。赤嶺の嗅覚も素晴らしかったが、最後まで諦めずに攻めたことが勝利に結びついた。

 10月2日以降8試合勝っていなかったが、本来のしっかり守り、前線の3人がカウンターで攻める原点に戻ったことで勝ち方を思い出した。決勝はC大阪と岡山の対決だが、チーム力を見れば韓国代表GKや日本代表MF山口を擁するC大阪が優位だ。柿谷が復帰して調子を取り戻したことも大きい。京都戦の先制点もゴール前につめてループで決めたが、ゴール前の多彩さはJ2では群を抜く。

 しかし、一発勝負の面白さで岡山がこの日のようにがっちり守って、少ないチャンスにしぶとく攻めることができれば勝機はある。C大阪を相手にもう一度、こう言う戦い方ができるかが鍵だと言っていいだろう。 (元ジェフ市原強化部長)

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2016年11月28日のニュース