C大阪 ドローで辛くも決勝へ 柿谷が技あり先制弾

[ 2016年11月28日 05:30 ]

J1昇格プレーオフ準決勝 ( 2016年11月27日    金鳥スタ )

<J1昇格プレーオフ C大阪・京都>前半13分、柿谷はシュートのこぼれ球を押し込み、先制ゴールを決める
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 J1昇格プレーオフ準決勝2試合があり、リーグ戦4位のC大阪は、同5位京都と1―1で引き分け。シーズン上位のクラブが勝者となる規定により決勝に進出した。右足首手術により後半戦をほぼ棒に振ったFW柿谷曜一朗(26)が前半13分に176日ぶりとなる公式戦ゴールを決めた。同6位でプレーオフ初出場の岡山は後半ロスタイムに決勝点を奪って同3位松本を下した。昇格をかけた大一番は12月4日(キンチョウスタジアム)に行われる。

 降りしきる雨の中でも頭は冷静だった。前半13分、MFソウザのミドルシュートを相手GK菅野が弾くと、こぼれ球に対して真っ先に柿谷が反応。飛び出してくる菅野の動きを見極め、左足で軽く浮かせてシュートを沈めた。6月4日の第16節讃岐戦以来、176日ぶりの公式戦ゴール。J1昇格に王手をかける貴重な一撃となった。

 「点を取ることが一番のディフェンスやと思ってたんで。それ(決勝に進んだこと)がすべて」

 得点だけでなく、2トップを組んだFW沢上とともに試合開始から前線でプレスをかけた。足の違和感を訴えて後半41分に交代するまで、力を余すことなくフル稼働。同45分に追いつかれたが、逆転を許すことはなかった。

 交代理由を問われると「(足に)違和感しかない。オペ(手術)したんで」と冗談交じりに笑った。6月8日の第17節長崎戦で右足関節靱帯を痛めて負傷退場。8月2日に手術に踏み切った。リハビリ期間を終え全体メニューに戻ったのは10月28日だった。

 その数日後の練習、柿谷はチームメートより大幅に遅れてグラウンドに現れ、途中からランニングに参加した。「(テーピングを)巻くところが多すぎるんで」。練習の強度を徐々に高める中、複数箇所に出てきたのが筋肉の張り。ケガの再発を防ぐため、右足首だけでなく太腿などあらゆる箇所をテーピングで固めて調整を続けてきた。その日々が復帰後4試合目でのゴールにつながり、大熊清監督も「持ってるものが違う」と称賛した。

 昨季は涙を飲んだプレーオフ決勝。今年は岡山とホームで対戦する。「(得点は)うれしかったけど、勝ってないんで。この展開だと守り切らないといけないし、そこはチームメートにも言おうかと思っています」。昇格に王手をかけたとはいえ、勝ちきれずチームとしての課題が出たことも事実。3年ぶりにJ1の舞台に立つため、主将としてチームをもう一度引き締める。

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